※ 「今月の衛星画像」 2017年のテーマは 北40度線をたどる旅 です ※

Vol.19
-01    2017年01月号

子午線と北緯40度が交差するあたり、スペインのエブロ川デルタ

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2016年のテーマは、「日本の湿地」です。衛星画像を使って、日本の湿地を見てまわりましょう。


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   北緯40度の緯線に沿う地域は、入試にしばしば登場する地域となっているそうです。こじつければ色々な事象を見ることができそうです。それで、スタート地点として選んだ場所がここです。グリニッジ子午線と北緯40度線が交差するのは、スペインのカステリョ・デ・ラ・プタナという都市にの辺りです。そこから約75キロほど北にある三角州がこの画像の場所にあたります。実はこの場所、2012年12月のこのコーナーでも取り上げていました。その時の記述は下のようです。とり年ということもあり、鳥の形をしたこの地域を再掲した次第です。

 マドリードの東、バルセロナの南にある美しい三角州がエブロ川デルタである。エブロ川はカンタブリア山脈に源を発し、南東方向に約750km下って地中海にそそぐ。この川は、スペインの大河川のうち唯一地中海側に河口をもつ。320km2の面積をもつこの三角州は、現在でも急速に広がっているという。平面型は東を頭にして両翼を広げたペンギンのようなカタチをしている。三角州の南北にそれぞれ砂嘴をもっていて、これが翼に見えない? 南の分岐砂嘴の付け根は人工改変されているようにも見える。エブロ川の三角州にある湿原は、地中海の西部地方ではもっとも広いという。三角州のほぼ中央部にあるアンポスタという町(画像2)は、4世紀頃は港町だったという。その後に三角州はどんどん前進を続けたことになる。現在の三角州は、大部分が米・果物・野菜などのための農地となっている。耕地の区画が美しいパターンを作っている。                                        本文はMSエンカルタなどを参考にまとめました。        
 
       
  位置図   
   
画像1 エブロ川デルタ     2016年10月08日 RGB:342