地理情報処理室の概要
地理情報処理室は、世田谷キャンパス10号館入口正面に面したガラス張りの部屋です。この部屋では、地理情報システム(GIS)、リモートセンシング(RS)の処理システムや「ノア」、「ひまわり」の気象衛星画像受信システムが稼働しています。「ひまわり」と「ノア」は大型液晶ディスプレイで室外にも表示されますので、台風の接近時などは学内の人たちが集まってきます。
地理情報処理室で使用しているハード・ソフトウェアは次のようなものです。なお、2〜3年中に鶴川キャンパスの施設が世田谷に統合される予定です。
● GIS、RS用解析機器
・パソコン(Win,Macなど) ●15台
・カラープリンタ(A3版)画像出力用 (レーザー)
・ピクトログラフィ 新型のA3版に換えました。画質の美しさはインクジェットの比ではないです。
・B0版大型カラープロッター(地図、画像出力用)
・A1版大型スキャナー(地図読取用) >> ちかぢかもっと大きなモノを導入しようと計画中です。
・A3版、A4版スキャナー、フィルムスキャナー、レーザープリンタ、デジタイザー タブレット、CD-RW、MOなど多数
・磁気テープ装置 >> これはついに引退しました。
・UNIXワークステーション3台も引退しましたが、新規にワークステーションを導入するかも・・・。
●研究用解析ソフトウェア(教員の研究、卒論研究で使用)
<GIS>・ARC/INFO、ArcView、ArcGIS 、KURAVES ほか
<RS>・ERDAS Imagine 、ENV、図化名人、CRESCENT、PG-STEAMER(導入予定)
この他、数値地図用ビュアーソフト、汎用画像処理ソフトなど多数。
●教育用ソフト(地理情報システムとリモートセンシングの講義で使用)
<GIS> ・GeoStar、GeoRing (50セット)
<RS> ・OM-SAT、MultiSpec(50セット)
このほか、GIS、RSの自宅学習用フリーウェア、シェアウェア
●気象衛星受信システム((株)日本舶用エレクトロニクス製))
10号館屋上にある「ひまわり」「ノア」などの受信アンテナ
「ノア」受信システム
「ひまわり」受信システム
気象FAX受信システム
これら、地理情報処理室の器機、機材は講習を受けた学生に開放しています。
また、専門科目である地理情報システム、地理情報システム応用、環境リモートセンシング、環境リモートセンシング応用などの講義は、学内共同利用施設である情報科学センターの端末室でおこなわれ、それぞれ50セットのGIS・RSの教育用ソフト(とはいっても、実務で利用されているシステムです)がフル稼働しています。
国士舘大学地理学教室では、GISやRS教育は理論だけでなく実習を伴わなければ意味がないと考え、学生一人が1システムを使う環境で実習授業をおこなっています。 このような教育は高く評価され、地図業界やRS業界で多数の卒業生が活躍しています。本ホームページの「OB・OGからのE-mail」、「卒業生の進路」のページをごらん下さい。
なお、地理学教室のRS、GIS教育に関しては下記の報告をお読みください(PDFファイル 24K)。
「文系地理学科生のためのリモートセンシング教育」 私情協ジャーナル、Winter2000、
Vol.8,No.3
特集「地理学の教育における情報技術の活用」より
「国士舘大学地理学教室におけるGIS教育について」国士舘大学文学部紀要、35号、1-88,2003
教育用端末室での「環境リモートセンシング」の授業