2005年度の国士舘大学地理学会、総会、講演会、研究発表会は、下記の日程で計画されています。開催の2週間ほど前に、ホームページでご案内します。
6月04日(土)世田谷キャンパスにて開催します。講演は、長谷川均、後藤智哉氏による「ヨルダン北部の自然と歴史」(仮題)です。
12月10日(土)世田谷キャンパスにて開催します。
国士舘大学地理学会は、学生同志および学生と教員が授業以外の場で親睦を深め地理学について語り、調査研究をすることを目的として1978年(昭和53年)5月20日に設立されました。構成員は1年から4年の在学生、教員全員および卒業生の一部です。
学会の年間の行事としては総会、講演会、巡検、学生・OBの研究発表、卒業生による就職ガイダンス等と機関誌「国士舘大学地理学報告」(旧「国士舘大学地理学会誌」)の発行です。設立以来学会の実績は次のとおりです。
<国士舘大学地理学会誌>
第6号で廃刊、以後「国士舘大学地理学報告」に改題
第1号(1979年3月)
岩田孝三 『地理学の思い出』
池田雅博・田中 悟・千葉清和・秦 道夫『金沢市における都市開発と環境保全をめぐる諸問題』
第2号(1980年3月)
浅井得一 『地理学徒の覚え書き』
加藤久幸・増井克行・宮本美代子『石川県における伝統工芸産業の経済地理概報』
第3号(1982年12月)
八久保厚志『熊本県南部地方の焼酎製造業在来産業の存在形態』
武田裕一 『保倉川下流部の段丘地形』
第4号(1984年3月)
国士舘大学地理学会沼津巡検班『沼津市商店街のイメージ調査報告書第1報:昭和58年度調査』
第5号(1986年3月)
国士舘大学地理学会沼津巡検班『沼津市仲見世商店街パーソントリップ調査報告書
沼津市商店街調査 第2報:昭和59年度調査』
第6号(1991年3月)
国士舘大学地理学会沼津巡検班『沼津市グルメ街道調査報告書
沼津市商店街調査 第3報:1986,87年調査』
<国士舘大学地理学報告>
教員の論文で構成されていた隔年刊の同名の雑誌を年刊とし、「国士舘大学地理学会誌」を統合・改題して発行することになった。
No.4(1995年)
瀬戸 玲子・二見 宏「関東地方における集団住宅建設の経年変化と立地条件」
石崎 裕「赤石山地東部 山伏岳付近の線状凹地・山頂小起伏面の特徴と成因について」
林田 康文「「湘南」イメージにみる空間認知について」
No.5(1996年)
内田 順文 「宮崎駿『風の谷のナウシカ』にみる「自然−人間」観と現代人の地球環境観について」
長尾 竜太郎「焼岳足洗谷における堆積土石の分布とその移動過程」
茂木 真佐美「民俗事象への多面的アプローチの試み:東京都武蔵村山市・岸の粉食を例に」
No.6(1997年)
野口 泰生 「気温極端年における夏日・真夏日・熱帯夜・冬日・真冬日の分布について:関東甲越地方とその周辺地域を中心に」
天井澤暁裕 「根室半島におけるアースハンモックの形成環境と分布形態」
中島 亮 「衛星データを用いた石垣島轟川流域における赤土流出域の検出:植生・土地被覆・ 表層地質などを考慮に入れた土壌環境評価」
No.7(1998年)
長谷川 均・長谷川明雄「琉球列島石垣島白保サンゴ礁でみられるマイクロアトールの特徴 − 米原サンゴ礁との比較をもとに −」
横山美和子 「埼玉県外秩父山地大霧山斜面における夜間気温の特性とその発生頻度について」
大石 秀幸 「埼玉県外秩父山地大霧山斜面における夜間気温の特性とその発生頻度について」
磯谷達宏・石本 研 「伊豆半島西部の両川付近におけるササ草原の分布とその変遷」 3,791KB
星野知大 「スギ人工林の施行方法の違いが林床植生と土壌に与える影響」2,341KB
※上記論文はPDFファイルでダウンロードできます。ただし、ファイルのサイズにご注意ください。低速の電話回線を使ったダウンロードは現実的ではありません。
No.9(2000年) (557KB)
沖津 進(千葉大学園芸学部教授、本学非常勤講師):北日本の主要な森林の北東アジアにおける植生地理学的位置づけ
高橋秀和(1999年度卒業):GISを使った江戸の土地利用変化と経年変化の抽出
大高 寛幸(1999年度卒業):横浜市におけるコンビニエンスストアの立地展開
1999年度 国士舘大学地理学専攻 卒業論文題目一覧
No.10(2001年)(333KB)
岡島 建 世田谷の歴史地理に関する一考察
旭日 由香 世帯のライフステージ進行に伴う既婚女性の余暇活動の変化
渡辺 満寿子 多摩ニュータウン居住者による居住環境評価について
−多摩市永山地区および八王子市南大沢地区の事例 −
No.11(2002年)(3760KB)
長島 弘道、1989年変革後のハンガリーにおける農業の展開と農村の変容
溝邊 貴彦、飯豊山地玉川源流部の氷河地形と氷成堆積物
No.12(2003年)(5400KB)
・加藤幸治 1990年代後半における日本の産業別従業者数の地域的動向
・白井清太郎 都市公園における利用者の行動 −代々木公園を事例として−
・鈴木敬子 活断層トレンチ調査結果を用いた埋没断層変位地形の三次元的把握
− 3D CADによるシミュレーションと実例 −
・後藤智哉 陸地測量部作成旧版地形図の幾何補正について
−沖縄本島2万5千分の1地形図を例に −
・2002年度 国士舘大学大学院 地理・地域論コース 修士論文要旨
・2002年度 国士舘大学地理学専攻 卒業論文題目一覧
<講演>(1990年以降について)
1990年 5月 小川 英文 『フィールドワークについて』
12月 清水 長正 『日本の氷河地形研究の動向』
1991年 5月 内田 順文 『地理的イメージについて』
12月 許 衛東 『雲南の小数民族の土地利用と生活』
1992年 5月 瀬戸 玲子 『自動図化、GIS(地理情報システム)』
12月 水野 一晴 『卒業論文(20代前半に書く論文)はなぜ重要か?大学生だからこそできる地理学』
1993年 6月 沢口 晋一 『スピッツベルゲン調査紀行』
12月 瀬戸 玲子 『新彊ウィグル自治区見聞録』
1994年 5月 長島 弘道 『マニラ・ケソン9日間』
12月 高木 正 『アパルトヘイト後の南アフリカ共和国の生活』
1995年 6月 東郷 正美 『1995年兵庫県南部地震について:現地における地形・地質調査にもとづいて』
12月 長沢 利明 『台湾の少数民族』
1996年 6月 三枝 茂 『第37次南極地域観測夏隊のフィールドワーク:とくに地理学の調査を中心に』
12月 八久保厚志 『工業地理と地域産業政策』
1997年 5月 岡島 建 『近代都市における河川水利の役割』
12月 門村 浩 『アフリカ・サヘル地方の砂漠化』
1998年 5月 磯谷 達宏 『照葉樹林帯における自然林と二次林』
12月 山村 順次 『観光地理学の現状と課題』
1999年 5月 市川 清士 『完新世後期の海水準変動を追う 〜サンゴ礁域からの検証〜』
1999年 10月 Dr. Iraphne Childs (Queensland University of Technology,Au.)『オーストラリアの災害』
1999年 12月 椿 真智子 『近代日本のフロンティアとモダニティ −文化景観としての近代開拓農場−』
2000年 12月 福島義和 『世界都市ロンドンにおけるエスニックマイノリティについて』
2001年 6月 加藤 幸治 『日本におけるサービス経済化の展開と地域経済開発』
2001年 12月 土’谷 敏治 『都市における公共交通の課題と展望』
2002年 6月 清水靖夫 『明治初年の地図事情』
2002年 12月 目崎茂和 『風水に学ぶ地理学の幸せ』
2003年 6月 高野 繁昭『テフロクロノロジーから見た武蔵野台地と多摩丘陵の発達史』
2003年 12月 横山秀司 『ヨーロッパにおける観光と環境・景観』
2004年 6月 大崎 晃「19世紀アメリカ捕鯨業の勃興・発展・没落」
2004年 12月 中井達郎「エコツーリズムは、地球にやさしい観光か?」
<巡検>(1990年以降について。氏名は案内・引率者)
1990年 2月 沼津市の気温調査 野口 泰生・長谷川 均
7月 下町巡検 福島 義和
9月 川場村、過疎山村の活性化の現状と問題点 長島 弘道
1991年 2月 神奈川県三浦半島南部の地形と地質 長谷川 均
6月 八王子市南大沢地区巡検
(ニュータウンの現状と今後のあるべき姿) 福島 義和
9月 日立市鉱山の存在した町とその後の都市開発 長島 弘道
1992年 2月 神奈川県三浦半島南部の地形と地質 長谷川 均、野口 泰生
5月 大磯丘陵の地形と火山灰 高野 繁昭、長谷川 均
6月 佐原市と伊能忠敬記念館 瀬戸 玲子
9月 山口・萩・津和野の歴史と都市イメージ 内田 順文
1993年 3月 伊豆大島と三原山の火山地形を訪ねて 長谷川 均、内田 順文
9月 福島県会津田島の地形と植生 長谷川 均、内田 順文
1994年 2月 筑波研究学園都市研究施設見学 瀬戸 玲子
6月 江戸・東京の不思議空間 内田 順文
9月 釜石市の活性化 長島 弘道
1995年 6月 首都圏巡検:明治初期の横浜の発展 内田 順文
9月 長野県高ボッチ・鉢伏山の地形と植生 野口 泰生
1996年
9月 静岡県沼津市の土地条件と工業立地 瀬戸 玲子
1997年 3月 江戸・東京の不思議空間 Part 2:墨東地域 内田 順文
8-9月 沖縄県石垣島白保の海岸地形 長谷川 均
1998年 追加します お待ちください
1999年 追加します お待ちください
2000年 追加します お待ちください
<研究発表> (1990年以降について)
1990年12月
辻 直樹(3年) 『塩釜市における蒲鉾生産の現状と問題点』
小淵禎男(3年) 『大和郡山市における金魚養殖』
石崎章治(3年) 『下伊那郡松川町における和なし栽培の特色とその経営構造』
長久保達郎(3年)『霧ケ峰高原における微地形の影響による風の分布について』
三枝 茂(3年) 『千葉県養老川流域の河岸段丘地形について』
1991年12月
佐藤浩士(3年) 『諏訪湖流入河川の水質分布について』
谷口雄介・七沢智憲(3年)『千葉県養老川中流における河岸段丘の分布と構成物』
海老沢尚(3年) 『甲府盆地南部の水害と対策』
添田智則(3年) 『長野県長野市の人口の転出転入から見た他県との関わりについて』
野本幸男(3年) 『浜松市庄内地区における花き生産の発展』
1992年12月
石崎 裕(3年) 『信濃川中流域で見られる河岸段丘とその堆積物について』
高橋 誠(3年) 『河口湖北西岸連続入り江におけるヨシ群落の分布形成要因』
野田治夫(3年) 『鳥屋野潟における都市化と水質汚濁の関係』
松林 亮(3年) 『名古屋市久屋大通り・広小路通りにおける景観の統一性とその特徴』
伊藤恵喜(3年) 『長野市中心部の時間貸駐車場の現状と変遷』
1993年12月
大鹿公徳(3年) 『岐阜県高山市における都市の形態と昇温率との関係』
石川太郎(3年) 『福島県会津郡田島町赤穂原川流域の土地利用と水質の関係』
田村寛子(3年) 『地方都市におけるコンビニエンスストアの現状とその周辺のコンビニエンスストアの配送ルートについて』
村松篤盛(3年) 『京都市内における京都弁の使用頻度および地域的差異について』
安達達志(3年) 『神戸市におけるスポーツ政策:スポーツ政策による都市構造の変化』
1994年12月
白井英明(3年) 『埼玉県秩父市におけるヒートアイランドの発生要因について』
白男川里子(3年)『会津田島におけるリモートセンシングデータと分光反射特性の整合性について』
窪木俊夫(3年) 『長野市における傾斜地の住宅利用について』
石井崇伸(3年) 『手描き地図からみた小学生の知覚環境の発達』
榊原清史(3年) 『新潟市街地における都市地下空間利用 電線類の地中化・万代一丁目地下歩道を例として』
1995年12月
萩原 勇(3年) 『仙台駅東地区の再開発』
関口 貴則(3年)『小名浜における海霧の増加と気温・海水温との関係について』
本田 慎吾(3年)『前橋市郊外におけるロードサイド店の立地・性格』
深代 雅明(3年)『長野県伊那盆地中部域における地形形成:テフラ層から見た地形分類』
瀧澤 賢治(3年)『北海道観光ルート上の札幌市における観光拠点生による純観光地性評価の相対的低下』
1996年12月
佐々木 徹(3年)『山梨県白根町の直売と観光農業について』
塩沢 隆幸(3年)『福島県福島市におけるヒートアイランドの発生とその要因について』
後藤 和美(3年)『福島県福島市における高齢者社会福祉施設の分布』
長竹直樹・志村鋼志・稲見悟志(3年)『六甲山地断層系の観察による六甲山地の地形形成の考察』
金井 宏 (3年)『兵庫県芦屋市における鉄道利用について 阪急・JR・阪神を比較して』
1997年12月
小笠原 洋介(3年)『豊田市の発展とトヨタ自動車』
吉田 正光(3年) 『千葉県銚子市における気候的特性』
若井 里江子(3年) 『”沖縄県民”と”観光客”の沖縄に対するメンタル・マップの違いについて』
金子 滋幸(3年) 『道東地方で観察されたさまざまな地形』
小棚木いずみ(3年)『大阪府における新しい水辺空間づくり−ため池オアシス構想を例に−』
庄田 哲夫(3年) 『仙台市泉区の都市公園の整備と都市開発−七北田公園と泉パークタウ ン紫山地区を例に−』
1998年12月
小林 和幸(3年) 『会津若松市における商店街の立地−神明通り商店街と本町中央商店街を比較して−』
佐藤 久美子(3年) 『茨城県鹿島郡旭村における海岸部と内陸部の気温差について』
伊藤 嘉彦(3年) 『岩手県内各都市の観光イメージについて』
加藤 譲(3年) 『房総半島南端平磯における完新世地形について−海岸段丘と海岸砂丘の特徴−』
大高 寛幸(3年) 『新潟市におけるコンビニエンスストアの立地展開』
小山 裕(3年) 『伊豆半島天城山のブナ林の構造と動体』
1999年12月
国分光平(3年)『愛媛県内子町における歴史的町並み保存の現状と展望
』
吉沢雄宇(3年)『松本における相対湿度とその永年変化における低下現象について』
青木直美(3年)(ゼミ生全員の成果を代表して発表)『房総半島南端・平磯における完新世海岸段丘の比較研究』
菅野江梨子(3年)『子どもの知覚環境による知覚空間の構造』
武田晃一(3年)『岡山市におけるデイリーリズムと岡山駅・天満屋バスターミナルの比較−岡山市内のバス事業を中心に−』」
秋山純衣(3年)『伊豆半島南部の植生ー照葉樹林を中心として』
2000年12月
藤井謙太郎(3年)『小名浜における気温の分布と考察 −ヒートアイランドは存在するか−』
溝辺貴彦(3年) 『沖縄県石垣島白保海岸の赤土堆積量について −海藻・海草帯と海浜との比較−』
木村真理子(3年)『伊豆半島南部の照葉樹二次林について』
小島穂高(3年) 『広島県豊田郡瀬戸田町におけるみかんとレモンの栽培形態とその関係について』
山田宏幸(3年) 『和歌山県那賀郡貴志川町における鉄道開通による影響と変化』
古村勇一(3年) 『子どもの遊び空間とメンタルマップ −都市部と農村部の比較を中心に−』
2001年12月
藤原裕子*・野原秀子・三浦拓郎(長谷川ゼミ3年):『房総半島千倉町の土地利用の変化 と防災』
石田 樹(野口ゼミ3年)『福島市内の気温観測における定点観測の意義について
』
小関英治(岡島ゼミ3年)『しなの鉄道の現状と今後の課題』
三橋和則(磯谷ゼミ3年)『伊豆半島南部における水田放棄地の植生について』
佐藤洋平(長島ゼミ3年)『大和郡山市における金魚養殖経営の推移 』
白井清太郎(内田ゼミ3年)『周辺住民からみた札幌市中島公園の利用と必要性』
塚原愛恵(加藤ゼミ3年)『東京湾アクアラインにおける高速バスの利用状況と乗客の傾向
−通勤手段としての高速バスー 』
*:発表者