2024年10月2~3日 地理学野外実習Bを実施しました。
群馬県みなかみ町(佐々木コース)
佐々木コースの16名は,群馬県みなかみ町の土合地区で地形と植生の観察,気温の観測を行いました。悪天候が予想されていましたが,幸いなことに秋雨前線が南に下がり,雨の影響を受けることはほとんどありませんでした。
写真1)土合駅の下り線のホームは,JR上越線の新清水トンネル内にあります。集合場所の土合駅前に行くには,地下70mにあるホームから地上まで500段ほどの階段を登らねばなりません。 | 写真2)下車したホームから10分ほどかかって土合駅前に出てきました。よく晴れています。予定を変更して,初日は天神平に登ることにしました。 |
写真3)湯桧曽川沿いにみられる河成段丘地形を観察しています。段丘構成層の露頭を見つけ,堆積物を観察することができました。 | 写真4)ロープウェイとリフトを利用して天神尾根に上りました。 |
写真5)谷底から稜線まで見えているのですが,光の加減が悪く,遠望では地形の詳細は認識しにくい状況です。辛抱づよく待って爼倉の氷食地形を観察することができました。 | 写真6)天神尾根に露出する蛇紋岩の岩体を観察しました。風化によって破砕が進みやすい岩質であることを確認しました。また,岩の表面がよく滑ることを体験して皆に示してくれた学生もおりました。気をつけましょう。 |
写真7)天神尾根の展望台で谷川岳をバックに記念写真を撮りました。日本海側から雲がわいてきて山頂は見えなくなってしまいました。 | 写真8)夕食後のミーティング。ホテルには10畳の和室6部屋の他に,ミーティング兼用の部屋として1部屋だけ14畳の部屋をお願いしていました。そうしたら,同じ料金で特別室を用意してくださいました。ありがとうございました。 |
写真9)実習2日目の朝,お世話になったホテルをバックに記念写真。今日は雨が心配です。 | 写真10)西黒尾根の登山口で斜面堆積物の露頭を観察しました。前日に観察した河成段丘の堆積物との違いを認識できました。 |
写真11)白毛門岳の雪崩道景観を観察しました。斜面には狭い範囲に尾根と谷がみられ,積雪の影響を相対的に受けにくい尾根に針葉樹や広葉樹の高木が分布することが解ります。 | 写真12)一ノ倉沢出合では,アバランチ・シュートを観察しました。雪崩でつるつるに磨かれた岩盤と尾根に生育する針葉樹を確認しました。最後に大岩壁をバックに記念写真。残念ながら上部は雲の中でした。 |
写真13)土合駅の近くまで戻り,湯檜曽川の河床で土石流堆積物の特徴を調査しました。 | 写真14)最後に少しだけ雨に降られましたが,実習は無事に終了し,土合駅で解散しました。下り線のホームは地上にあるので,駅舎からすぐに電車に乗ることができました。 |