2025年10月20日~23日 小山ゼミ3年地理学野外実習C 岐阜県大垣市とその周辺

  小山ゼミの12名は,大垣市を中心に,岐阜市,池田町,養老町,羽島市,輪之内町,海津市などの広範囲をフィールドとして野外実習を行いました。12名はそれぞれ,「水文班」,「輪中班(水害班)」,「活断層班」,「河川地形班」に分かれ,各班が事前に考えたテーマで野外調査を行っていきました。範囲が広すぎて指導する側は大変でしたが,卒論調査に向けた実りある実習になりました。   
         
         
  写真1 初日のホテルの前で。ここから各班,フィールドに散らばっていきます。    写真2 「水文班」は杭瀬川と揖斐川沿いにおいて,溶存酸素量(DO)や水素イオン濃度(pH)などの計測を行いました。  
         
  写真3 「輪中班(水害班)」の数名は旧河道の測量を行い,そのデータを基に氾濫解析を行いました。   写真4 「輪中班(水害班)」の数名は水路や堤防の計測を行い,内水氾濫の地図作成に取り組みました。  
         
  写真5 「輪中班(水害班)」の中には,住民に対して防災・減災意識や浸水深に関する聞き取り調査を行った学生もいます。   写真6 「活断層班」は,池田山断層と養老断層の変位量を地形測量から推定しました。学生が並んでいる箇所が撓曲崖です。  
         
  写真7 「活断層班」の測量の様子。神社の階段になっている崖が明瞭な断層崖です。    写真8 「河川地形班」は揖斐川の中州において,地形と植生の変遷に関する調査を行いました。また,土壌サンプルの採取を行い,実験室で解析も行います。    
         
  写真9 ホテルに戻ってきてからは,各班データの整理と翌日のミーティングです。   写真10 ミーティングでは,「準備不足」や「調査がうまくいかない」,「まとめ方が分からない」など,実習だからこそ感じる(痛感する)発言が多く出ます。とても貴重な時間です。  
         
  写真11 小山ゼミでは,地理情報システム(GIS)を使った地図作りおよび解析が必須です。今日取ったデータは,その日のうちに解析できるよう頑張ります。   写真12 朝ごはんのひとこま。なお,教員のレンタカーの運転は4日間で450kmでした。