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VOL.1-5  1999年11月

「ハワイ島マウナケアの山頂はツンドラ気候」
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 ハワイ諸島の最南端は火山活動の激しい所。ハワイの島々はそこで生まれ、太平洋プレートの動きに乗って北西に 移動します。根無し草となった火山島は侵食を受けて次第に小さくなっていきます。最南端のハワイ島は最も新 しく背も高く、4000m以上のマウナロアとマウナケアがそびえています。マウナロアには有名な炭酸ガスの観測所があり、 マウナケアの山頂は天文観測の基地です。いずれも山頂はET(ツンドラ)気候で、マウナケアでは永久凍土も見つかっ ています。その北にはマウイ島があり、3000mの山頂部には凍結融解でできたみごとな周氷河現象(線状砂 礫)が見られます。写真1はハワイ島の海岸から4000mのマウナケア山頂までが写っています。写真2と3はマウイ島ハレアカラ火山 の山頂付近で見られる同様の周氷河現象です。

    写真1
     
写真2                               写真3
      
    

                 <1979年12月、野口 泰生 撮影>

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