VOL.1-7 2000年1月
「イギリスの運河」
※写真が多いので、電話回線での閲覧は時間がかかります。
イギリスには数多くの運河がある。その多くは18〜19世紀に開鑿され、石炭、鉄鉱石等の輸送に利用された(写真1)。その後鉄道の発達によって、運河の機能は低下していった。しかし、現在これらの運河の多くはレジャー用として利用されている。
ナローボート(幅7.2フィート、長さ72フィート)といわれる幅の狭い船での運河めぐりは ポピュラーなアウトドア活動として親しまれている。写真2〜5はマンチェスター市内のロッチデ−ル運河。この運河は、マンチェスターと北東部のソーワビイブリッジ間51kmを結ぶ運河として1804年に全面開通した。この運河でも石炭、綿、化学製品等が運搬されていたが、1937年に閉鎖になった。しばらくは放置状態であったが、1974年にレジャー用運河として再び利用されるようになった(写真5)。
2人でゲートを開けているのは老夫婦と4人家族、6人での2週間のカナルクルーズィング、この日はマンチェスター市内を中心に18のゲートを通過しなければならず、これは9番目のゲートとのことであった(写真2)。もう1組のナローボート(写真3)は1週間の船旅、船の借用料は580ポンド(およそ13万円)。
<写真1〜5:1998年9月,長島弘道 撮影>
写真1 写真2 写真3
写真4 写真5