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VOL.14-02  2012年02月

コロラド州南部、Great Sand Dunes National Monument

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  大規模な地殻運動と火山作用によって、ロッキー山脈はコロラド州南部で東側のSangre de Cristo山地と西側のSan Juan山地に分岐する。真ん中に位置するSan Luis渓谷(バックナンバー135参照)には両側からおびただしい土砂が運び込まれ、洪積世氷河期の堆積物やリオグランデ川源流部から運ばれた堆積物は数千mの厚さに達した。これが局地的な風の運搬作用によってコロラド大砂丘の形成へとつながったという。
 ワイオミング州やコロラド州北部に広がる豊富な雪解け水と綠濃いロッキー山脈の山並み(バックナンバー113123)は、南下するにつれて徐々に赤茶けた地肌と乾燥植生の景観に変わる。しかし、周辺にはまだ4000m級の山々が点在する。生産性の低いこの土地はアメリカ インディアン(グレートベースン インディアン)の生活空間であるが、この テーマは次回以降。
 
   
Circle  今回紹介する場所の位置   
 

写真1 忽然と現れるGreat Sand Dunes National Monumentの遠景

写真2 Great Sand Dunes National Monumentにかかる雷雲
(実際にひどい雷雨に見舞われた)
 
 
 
 

写真3 砂丘周辺の乾燥地に繁茂するSage Brush。

写真4 広大なコロラド砂丘

 
   
 
 写真5 ニューメキシコ州Taosを過ぎると、リオグランデ川は峡谷を刻む。

写真6 ニューメキシコ州、Rio Grande川上流部での川くだり

 
(野口泰生撮影)  
 
                                           

                                              

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