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VOL.23-03
  2021年03月

  「栃木・群馬・埼玉の三県境
加藤 幸治

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 栃木・群馬・埼玉の3つの県境となっている場所は,「歩いて行ける三県境」として「マニア」には有名です(「歩いて行ける」というのはやや不正確で「容易に歩いて行ける」というべきかと思いますが,まあ,そこはスルーしておきます).
 地図1の赤丸で囲ったところがそこです.渡良瀬遊水地の南側です.地図2はより大縮尺でみたもの(地図はいずれも地理院地図より転載.縮尺バーは位置を変えている).地図2にも表示されているように,道の駅(かぞわたらせ)から歩いて行けます(行きました).

 
   
 地図1 地図2
   
     
  写真A 写真B   
 道の駅かぞわたらせの屋上から三県境のあたりが望めます.水を張った田のあたり.道路の左は渡良瀬遊水池(写真A).道の駅から三県境を目指すと案内板もあり,分かりやすい(写真B).途中には手作り感満載の案内板も(写真C).数人の人がいるのが,そのポイント(写真D).右の水田が写真Aでも見えていたもの.住宅と田畑の真ん中というようなところにあります.  
 
写真C 写真D  
     
     
<写真E> 
<写真F>   
 
 こちらにも手作り案内板が(写真E).近づくとこんな感じ(写真F).ちょっと整備されてます.折角なので,埼玉県と群馬県を「股にかける」形で写真を撮りました(写真G).
 なぜこんなところが3つの県の境になっているのかは写真Eにもありましたが,道の駅にもその説明が貼ってありました(写真H).
 
     
     
<写真G> 
<写真H>   
 これらの説明や写真Fの位置が正しいとすると,地図2の三県境の位置はちょっとズレている(間違っている)ことが分かります.もっとも地形図は,この縮尺レベルでまで「正確」に描くように作っている訳ではない(例:道幅も実寸で描いているわけではない)し,説明はあっているものの写真Fのポイントそのものの方がズレている可能性も.
 少なくとも,近場で「アドベンチャー」気分(!?)が味わえたり,地図の「正確さ」について,考え・思いをめぐらせることのできたりする,貴重な場所であることは間違いありません(笑).
 
     
地図1〜2:地理院地図より転載
写真A〜H:2019年5月,加藤幸治撮影
 

                                              

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