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VOL.25-08
  2023年08月

  南回り空路でチューリッヒへ(その2)

加藤 幸治


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 前回(今月の地理写真_2023年1月)の続き.
 ウルムチ(烏魯木斉;だと思う)付近(写真1;街外れに砂沙漠に描かれた風紋らしきものが見える)を過ぎ,アイスなどいただいている内に(写真2),いつの間にやらカザフスタンに.

写真1  写真2 
写真3  写真4 
 ウルムチからカザフスタンに入ったからには左手にはバルハシ湖が広がります(写真3・4).長さ605kmもあると,上空から眺めても視界に全部入るということはありません.(海と陸とが逆ですが)何となく日本海上空を飛びながら中国地方を見ているような感覚に似ている気がしました(写真5).写真6はここまでの航空路.

写真5 

写真6 
写真7  写真8 
 バルハシ湖を過ぎ,次に通るのはアラル海上空.モニターに映る地図には水を湛えるアラル海となってますが(写真7),実際には写真8のよう.もちろんまったく水がないわけではありませんが(写真9),多くの場所では明らかに湖底が見えている感じです(写真10).多くの教科書で触れられる訳も自ずと分かる,という感じです.写真11の場所を飛んでいるはずですが,下に見えるのは写真12のような光景です.
写真9  写真10 
写真11  写真12 
     
     
     
写真13  写真14 
 一方,写真13はカスピ海.完全に海です.カスピ海を越えると黒海に入っていきます.カスピ海の南側を通る形で進んでいきます(写真14;ちょっと手ぶれ).ここが通常空路なのか,ウクライナから離れて飛ぶためなのかは分かりません.ここまでのフライト時間は約13時間!  
     
     
写真15 写真16 
 ブルガリアを少しかすめる形でバルカン半島に入ります.ルーマニア,ハンガリー,オーストリアを経由し,チューリッヒへ(写真15).その日は空港のホテルに滞在としました(写真16).
予定通りの14時間45分程度のフライトでした.
  
    (写真1~16 2022年8月 加藤幸治撮影) 
     



                                              

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