※ 「今月の衛星画像」 2008年のテーマは 島 です ※

Vol.10−01    2008年01月号

バハマ 大陸棚の縁に連なるサンゴ礁の島々 

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。

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 2008年のテーマは「島」です。衛星画像で世界中のさまざまな「島」を見てゆきましょう。


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 画像1には、フロリダ半島とキューバ、それに西インド諸島の北東部がみえる。西インド諸島のこのあたりは、バハマ国である。この国は、800kmにわたって700島々と400ほどの岩礁からなるという。そのうち、有人島は40ていどといわれる。
 画像1でわかるように、これらの島々は大陸棚のヘリの部分の急斜面の直上に位置する。風上側に形成されたサンゴ礁をベースにして形成された島々に草木が根付き島を太らせていったのであろう。低平な島々の多くはサンゴ州島(洲島)である。サンゴ礁を構成する生物の死骸でできた堆積物が波で寄せ集められてできたものだ。飛行機から見おろすと、ルートによってはいくつもの見所があるようだ。画像9は、キューバを横切ってマイアミ空港に直陸する前に見えた州島のひとつである。
 画像3,4はニュープロビデンス島で、首都のナッソーがある。画像3,4の中央部の湿地の西側にある空港はナッソー国際空港である。市街地は湿地の東側に広がる。画像5〜8は、画像1の島々の中から選んだもので、それぞれの島の生い立ちをこれらの画像から想像するのもおもしろい。

画像1 フロリダ半島からバハマ、キューバ    World Windで作った画像より切り出す
画像2 赤い枠が、画像3〜8 の範囲。 西の大きな島は、アンドロス島、その西がニュープロビデンス島。大きな赤枠の東に、弓なりに南北に延びるのは、ハーバー島である。  西のシーン;2001年3月26日、東;1999年11月28日、LANDSAT ,RGB:321.
スケールは50km


画像3 スケールは10km RGB:342
画像4 スケールは5km RGB:483
画像5 スケールは20km. RGB321
画像6 スケールは10km .RGB341
画像7 スケールは10km.RGB341
画像8 スケールは20km. RGB341
画像9 フロリダ半島東側の州島。アンドロス島と、フロリダ半島の間にある。1996年 長谷川均 撮影