霧ヶ峰巡検(2006.10.3-4)
野口先生の引率で実施されました。

霧ヶ峰巡検は毎年、霧ヶ峰山頂車山(1925m)への登山で始まる。今回はあいにくの悪天候。富士山レーダーから代わった霧ヶ峰気象レーダーが霧に霞む。 ハイキングコースの入り口には、足の泥を落とすためのマットが置いてある。しかし、牧野組合が所有する採草地は一面外来種で覆われている。
八島が原湿原の木道を行く。 秋の深まりを感じさせる霧ヶ峰湿原。
ここは天竜川と千曲川(信濃川)の分水嶺。 霧ヶ峰高原は古くから、黒曜石採取、狩り場、牧草地、採草地、ハイキング、スキー、警察犬訓練、観光など、人為的影響の多いところ。ペット同伴は御法度。
風衝地では土壌の凍結融解による機械的風化と移動が激しい。 物見岩の巨石群
霧ヶ峰の植生分布や周氷河現象は冬の積雪分布に影響される。積雪分布は一年中卓越する南風によって決まる。霧ヶ峰の自然は南風を抜きにしては語れない。