2012/10/3-10/4  地理学野外実習B 野口巡検 前橋市・沼田市周辺

 3年地理実習Cでは、初日が前橋地方気象台の見学、後半が沼田市での気温観測でした。気象台では、露場見学、地方気象台の役割や天気図の解説、前橋の永年データに見られる問題点の説明(参加学生はエクセルを使って、100年以上の気象要素を折れ線グラフにしてある)を受けました。残念ながら、デジカメが故障して初日の画像はありません。後半のテーマは、片品川と利根川がつくる河岸段丘の比高が沼田市周辺の気温分布にどのような影響を与えているか、沼田のヒートアイランド現象がアメダス地点にどのような影響を与えているか、などでした。早朝と晩の4回の移動観測を通して、器差補正・時刻補正・図化など、観測結果の処理法も学びました。

雨乞い山(1068m)から見た片品川の河岸段丘。左の山は赤城山。(パノラマ写真)
片品川は右手奥で利根川と合流し、そこの段丘上に立地する沼田市で気象観測をしました。
雨乞い山から見た片品川の河岸段丘。
片品川が刻む「吹割の滝」 滝近くの河岸段丘。
沼田市の消防署にあるアメダス(地域気象観測網)地点。 地理実習Cのメンバー