2019年2月19日~26日 海外巡検「フランス:パリ市街と周辺の観光と文化」(引率:内田順文) 

 2月19日(火)の夜、巡検参加者3名と引率教員1名は羽田空港国際線ターミナルに集合し(写真1)、2350発のカタール航空QR813便にて一路パリへ旅立ちました。そして約12時間の飛行の後、20日早朝ドーハで飛行機を乗り換え(写真2)、さらに7時間の飛行を経て、現地時間の同日1415にパリのシャルル・ド・ゴール空港へ到着しました(写真3)。飛行機が予定より1時間ほど遅延したため、その日は郊外電車とメトロ(地下鉄)を乗り継いで宿泊予定のホテルへ直行し、すぐにチェックインしました(写真4)。とにかく旅行費用を安くするためにホテルはパリ郊外に立地する二つ星ホテルで、ベッドと浴室があるだけの簡素な部屋でしたが、ホテルから80mのところに巨大スーパーの「Auchan(オーシャン)」があり、これは食事代を安く上げるための毎日の食材確保にはとても便利でした(写真5)。

     
 写真1 羽田空港国際線ターミナル4階に集合  写真2 ドーハでQR39便に乗り継ぎ  写真3 ようやくシャルル・ドゴール空港に到着
     
     
 写真4 宿泊地のイビス・ホテルに到着 写真5 巨大スーパーAuchan   写真6 マドレーヌ広場、マドレーヌ教会
     
     
     
 写真7 コンコルド広場、噴水とオベリスク  写真8 レ・ベルジュ、セーヌ川とアレクサンドル3世橋  写真9 アルマ橋よりエッフェル塔
 
 2月21日(木)は朝から好天で、メトロに乗ってパリ中心部へ行き、マドレーヌ広場(写真6)から巡検をスタート。初日ということで心身を現地に慣らしながら、午前中はコンコルド広場(写真7)、レ・ベルジュ(写真8)、エッフェル塔(写真9、10)を、午後はバスティーユ広場(写真11)からマレ地区(写真12)を散策し、パリの新名所フォーロム・デ・アール(写真13)から中心市街地のパッサージュ(アーケード街)を巡りつつ(写真14)、ヴァンドーム広場(写真15)へと歩きました。夕暮れが近づいてきたのでメトロでモンマルトル地区へ移動し(写真16)、サクレ・クール寺院(写真17)からパリ市街を眺めました。丘を下りた頃にはすっかり暗くなったので、メトロでホテルへ帰り(写真18、スーパーで夕食を買って実質的な巡検第一日を終了しました。   
     
 写真10 シャン・ド・マルス公園  写真11 バスティーユ広場、7月革命記念柱.JP  写真12 フラン・ブルジョワ通り
     
     
 写真13 フォーロム・デ・アール  写真14 ギャルリー・ヴェロ・ドダ1  写真15 ヴァンドーム広場、オーステルリッツ記念柱
     
     
 写真16 モンマルトル、サン・ルスティーク通り  写真17 サクレ・クール寺院  写真18 メトロ「ピラミッド」駅
     
     
 写真19 バスの車窓からくっきりと見えるモン・サン・ミシェル  写真20 モン・サン・ミシェルの全景  写真21 城壁より仰ぎ見る修道院.
 
2月22日(金)は学生の希望により、バスツアーを利用してノルマンディ地方のモン・サン・ミシェルとその周辺を巡検しました。この日は朝から濃霧でしたが、昼前にノルマンディ地方を快走している頃から快晴となり、曇りや雨の日が多いこの地方にあっては珍しい絶好の巡検日和となりました(写真19)。シャトルバスでモン・サン・ミシェルに到着後(写真20)は自由行動とし、各自の興味にしたがってこの有名な世界遺産を心ゆくまで巡りました(写真21~23)。1600頃現地を出発し、2045にパリ市街へ帰着した後、1時間ほど中心市街の夜景を見学して(写真24、25)、ホテルへ帰りました。   
     
 写真22 商店が連なるグランド・リュ(大通り)  写真23 修道院西のテラスからの眺望  写真24 夜のカルーゼル凱旋門
     
     
 写真25 シャンジュ橋とシャトレ広場の夜景.  写真26 ルーブル美術館「モナ・リザ」  写真27 ルーブル美術館を徹底的に巡検

 2月23日(土)は900の開場と同時にルーブル美術館へ入場し、おかげでほとんど人のいないうちに「モナ・リザ」を鑑賞し(写真26)その後4時間かけて全館を踏破しました(写真27)。午後は近代美術館(写真28)を見学した後、パンテオン(写真29)、リュクサンブール公園(写真30)、サン・ジェルマン・デ・プレ教会(写真31)と、セーヌ川左岸の市街地を日没後まで精力的に歩き、郊外の巨大スーパーマーケットで買い物をして宿所へ帰りました。   
     
 写真28 ポンピドゥ・センター、国立近代美術館.  写真29 パンテオン  写真30 リュクサンブール公園
     
     
 写真31 サン・ジェルマン・デ・プレ教会の内陣.  写真32 オーステルリッツ駅で郊外電車を待つ  写真33 ヴェルサイユ宮殿の入口

 2月24日(日)は、早朝から郊外電車に乗って近郊のヴェルサイユ市へ向かい(写真32)、ヴェルサイユ宮殿と広大な庭園を巡検・見学しました(写真33~35)。1400過ぎにパリ市内へ帰着し(写真36)、アンヴァリッド(写真37)、オルセー美術館(写真38)を見学の後、エトワール凱旋門(写真39)に登り、夕暮れから夜景まで刻々と姿を変えるパリ市街の景観を堪能しました(写真40)。このあとパレ・ガルニエ(通称オペラ座、写真41)を見て、この日の巡検を終了しました。   
     
 写真34 ヴェルサイユ宮殿の内部  写真35 広大なベルサイユ庭園でランチタイム  写真36 ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅から乗った二階建て郊外電車
     
     
 写真37 アンヴァリッド、ナポレオンの棺  写真38 オルセー美術館  写真39 エトワール凱旋門
     
     
 写真40 凱旋門から見たパリの夕暮れ  写真41 夜のパレ・ガルニエ(オペラ座)  写真42 ノートルダム大聖堂

 2月25日(月)はパリでの最終日となるため、午前中自由行動として各自買い物をした後、1130にホテルをチェックアウト、飛行機の発時刻まで間があったので、ずっと懸案だったノートルダム大聖堂(写真42)へ行き、ポワン・ゼロ(フランス道路原標:「ブラタモリ」でも取り上げていましたね)を確認(写真43)して、オーステルリッツ駅より郊外電車でCDG空港へ向かいました。巨大なCDG空港を探検して時間をつぶした後チェックインし(写真44)、2130にカタール航空QR38便にてパリを発ち、翌26日早朝ドーハで飛行機を乗り継いだのち、同日の2230に羽田空港へ到着しました。終電の時間も迫っていたので、空港内で解散し今回の海外巡検をすべて無事に終了しました。   
     
 写真43 ポワン・ゼロを発見!  写真44 シャルル・ド・ゴール空港  
 今回の海外巡検の参加者は3名とも海外旅行初心者で、はじめの頃こそ海外に慣れない様子でしたが、自主的に市街地を歩き回るうちに、ずいぶんと海外での巡検にも自信を得たように見受けられ、その点でも今回の海外巡検の成果は大いにあったと思われます。今回の海外研修は全日快晴に恵まれ、しかもパリの気候が平年値(日最高気温が約5℃)より10℃以上も高く、最適の巡検日和だったことに加え、これといったトラブルもなく、計画したとおりに非常に順調に遂行することができたこともあって、参加した学生にとってたいへん実りある研修であったと思います。