2024年11月5日~8日 小山ゼミ3年地理学野外実習C 阿蘇市とその周辺

  小山ゼミの11名は,阿蘇市とその周辺において野外実習を行いました。11名はそれぞれ,「火山地形班」,「山の地形班」,「災害班」,「水文班」に分かれ,各班が事前に考えたテーマで野外調査を行っていきました。全日天気も良く,気持ちの良い最高の実習となりました。   
         
         
  写真1,2 「災害班」はハザードマップや過去の浸水範囲を示した地図を基に,そこがなぜ浸水したのか,水はどこで止まったのか,などを地形測量しながら読み解く調査を行いました。   
         
   写真3,4 「火山地形班」は,阿蘇のカルデラ(写真3)にかつて湖が存在していた(カルデラ湖)証拠を探すため,本塚火山(写真4)周辺で水中溶岩を探す地質調査を行いました。  
         
   写真5,6 「山の地形班」は,往生岳(1238m)の山頂付近に分布する,アースハンモックと呼ばれる周氷河地形に類似した微地形に関する調査を行いました。測量道具を担いで往復3時間半を,4日間通い詰めました。  
         
  写真7,8 「水文班」は,カルデラ内を流れる河川や湧水の水質,水温に関する調査を行いました。かなりの距離を自転車で移動し,サンプルを取得していきました。   
         
   写真9 旅館の夕食の様子。ボリュームもあって,毎日美味しい食事をいただきました。夕食後は,源泉かけ流しの温泉に毎晩浸かりました(内牧温泉)。   写真10 夕食・温泉後は,毎晩遅くまでデータの整理と翌日調査の打ち合わせをしました。  
         
   写真11 ひたすら下界で調査をしていた「災害班」と「火山地形班」は,最終日に外輪山の大観峰に行き,初めてカルデラの全貌をみることができました。背景に阿蘇五岳が見えています。   写真12 明るい時間帯に唯一全員が揃った最終日の朝に,ようやく集合写真を撮ることができました。カルデラの大きさと阿蘇火山の雄大さを感じることができた実習でした。みなさんお疲れ様でした。