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VOL.9-8  2007年8月

アラブの結婚式
※写真が多いので、電話回線での閲覧は時間がかかります。
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 写真1,2は、ヨルダン北端の寒村ウムカイスで撮影したものである。夕方屋上で涼んでいると、隣村の上に花火が上がる。パン・パンと、少し控えめというか貧弱な感じの花火だ。そのうちクラクションの音が近づいてくる。何がくるのかと身を乗り出して下の道路を眺めていると、ほどなく猛スピード、大音量の車列が村に突っ込んでくる。村はずれで方向転換をし、あっという間に駆け抜ける。この前後に何があるのか、よそ者にはわからないまま。これが村の結婚式の一端。

<写真1> 大音量のクラクションを鳴らしながら疾走する車   <写真2> おそらく新郎新婦が乗っているのであろう これも猛スピードで

 少し離れた町の結婚式に招待された。豪華な食事を期待して出かけたが、花婿と花嫁が登場する前に私たちは帰ってきた。あまりの喧騒にクタクタになってしまったからだ。写真3,4は道化役のジュース屋。動画に出てくる花火は、鉄砲の代役。すこし前までは、お祭りごとの時は、鉄砲を空に向けて撃っていたそうだ。いまだに実弾を撃つところもあるらしい。本物の剣も使えないらしく、子供達は剣の代わりに木の枝を振りまわして剣の舞。

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<写真3> ここもまた、すさまじい大音量 <写真4> ジュースを配る芸人 アラブなのでいちおう酒はご法度なのです

 最後は都会のおそらく富裕層と思われる人の結婚式。会場は首都アンマンにある欧米系ホテルである。ドアの中まで覗き込むわけにはいかず、どのような段取りで式が進んだのかは不明。しばらくしてから、この写真の場所から続く屋外のプールサイドでパーティーが開催された。実はこのホテル、この一年後に大きな爆破テロがあった場所。

<写真5> 高級ホテルでの結婚式 <写真6> バグパイプが奏でる中、新郎新婦のご入場である

 今月はなんだか、中途半端な写真ばかりで申し訳ありません。          (2005年夏、長谷川均、後藤智也 撮影)


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