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VOL.11-02  2009年02月

イエローストーン国立公園

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 ワイオミング州北部を東西に走るインターステートハイウェイ(I90)を西進すると、ロッキー山脈の山懐で豊かな自然生態系をはぐくむ世界最初(1872年)の自然公園、イエローストーン国立公園に入る。総面積はほぼ山形県の大きさ(8980k㎡)で、緯度は北海道北端に相当する。前回前々回の「今月の地理写真」でグレートプレーンズの乾燥地帯を紹介したが、今回の地理写真ではロッキー山地に降り積もる冬の雪がもたらす豊富な水が中心テーマである。
 現在300を超える国立公園や国有記念物が内務省国立公園局によって管理されているが、その道のりは平坦ではなかった。西部開拓による自然破壊、旅行バトの絶滅、ほぼ絶滅状態になったバッファロー、国立公園法制定(1916)と景観・野生生物の保全保護、戦後の観光ブーム、ビジターセンター・パークレンジャーの整備、生態系保護に向かう公園政策など、様々な節目があった。イエローストーン国立公園でも、1988年の落雷による山火事とその消火を巡る論争、バッファローの保護やオオカミの復活など実験が続く。

写真1 イエローストーン川と高原草地(meadows)

写真2 イエローストーン川で釣りをする人

写真3 イエローストーン川で釣りをする人
写真4 タワーフォールズ
写真5 アッパーフォールズ

写真6 ローワーフォールズ
写真7 ローワーフォールズ
 写真8 公園内を流れるGibbons River

<写真1~8、野口泰生 撮影>


                                              

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