教育実習2009年

 

今年度も、教育実習を頑張っている4年生の実習先を専任教員が手分けして応援に行っています。私も、下記の人たちの実習先に行ってきました。

 

福島県福島市

只見線に関するウンチク

福島県会津坂下町

埼玉県上尾市

東京都世田谷区

東京都町田市

神奈川県小田原市

御殿場線のウンチク

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○5月26日  S.N.さん 福島県福島市

 福島駅からすぐの小学校。4年生も3クラスあるなかの3組を中心として実習させていただいています。

福島市では30人程度学級として、普通の40人学級よりもクラス規模を小さめにして教育効果が上がるように工夫しています。でも先生の人数をそんなに多くはできないので、専科の先生を少なめにして対応しています。1学年に3クラスある規模ですが、担任の先生が図画工作の授業をされている様子を見学している1時間目にお邪魔しました。

 

朝の健康調査。 向かって右側の子ども向きに座っているのが、S.N.さん。

 

 

 

教室の掲示物に、その学級の文化があらわれています。また掲示物によって教室の文化が形成されていきます。

 

 

この詩に対する想いが伝わる掲示です。

 

 

 若い担任の先生にご指導していただいています。このような先生の授業に対する、あるいは教材に対する熱い想いから、多くのものを学べるであろうことを喜びました。

教育実習の第3週の火曜日。ちょうど研究授業のない日ではありました。明日の社会科の研究授業に備えての貼りものをS.N.さんは準備していました。水道についての設備を学校の建物で探るというもので、学校のいろいろなところを探検することも含まれているようでした。探検に行く前に、学校全体を模式的にまとめて構造がわかるように、また、漫画のキャラクタもゲスト出演させて、子どもに親しみを感じさせる工夫がありました。

 

1時間目は図工室で。もう始まっています。他のクラスの邪魔にならないように静かに移動しましょう。

 

 

図工室の様子:授業中キョロキョロしていてごめんなさい。。

index.files/binder01.pdf

子どもの作品の蓄積が図工室の歴史を形成しています

 

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そして、1時間目の授業がはじまりました。

のこぎりを使っての木工。板と棒とが教材として子ども共通に配布されていますが・・・、

 

担任の先生は子どもに伝えるべきことを、黒板に色チョークを効果的に使って

話しながら整理されていきます。

 

そう、オリジナルなのですね。

実は参観していた私は、刻々に変化・発展する黒板に、

見とれてしまいました。その様子をPDFのバインダーで。。

実習生として是非盗みたい指導教諭の先生のワザです。

 

index.files/binder02.pdf

 

 

これは、私が去年、図工の時間を利用して作ってみたものです。

 

ここで、子どもの関心の流れが変わります。

あ、こんなこともできるんだ。私もやってみたいな。

 

もっとも、作品つくりに専念しては、皆さんが怪我しちゃいそうですから、

時間の合間合間で、ちょこちょこっとした作れませんでしたけど・・・。

 

さあ、どんな風にのこぎりを使うか。エアーのこぎりでやってみましょう。

ユニークな表現ですが、エアー・ギターとか、エアー・あやや とか

このごろ流行っていた言葉があったので、子どもには

かっちり伝わったようです。

 

 

 

さて、もう線が引けて、のこぎりを使いたい人は?

 

 

中学の技術科での木工とも関わることですが、のこぎりで切るということを

考慮して線を引くということは難しいことで、まず

やってみて、ああそうなのかという気づきが必要なのかもしれませんね。

 

 

 

のこぎりの使い方にしても、下向きの力を敢えて入れずに、

のこぎりの重さを素直に利用すること。

ひき始めの場所のきっかけ、歯と板との角度。

算数の担当である「きまぐれ亭主人」にとってみると

算数の力をぜひ生かして欲しい場面で、参観していてとても面白い作業でした。

 

このようなことを、2時間目に校長室でのご挨拶でお話しました。

校長先生は理科のご専門で、大いに意気投合。いやあ、

こりゃ長居しちゃいそうと心配したものの、2校時が終わりのチャイムで

そろそろお暇を・・・。

大変楽しい参観をさせていただきました。ありがとうございました。

 

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福島は、西口は、新幹線、東口は在来線の着くところ。

 

 

そして、私鉄も。。

 

 

そして、この電車には乗らずに写真をとるだけにして、明日の訪問に備えて、会津へ移動です。

 

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駅前の歩道に、小さな石を組み合わせた・・・・

 

 

・・・かに見える、正方形を基本にした、敷石のタイル。

でも、敷く向きを違えて、規則的には見えないように

工夫しているようですね。

 

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菊池 直恵他「鉄子の旅」(小学館)という漫画が話題になったことがあります。

鉄道マニアについて描かれています。

きまぐれ亭主人は、算数・数学の

授業でダイヤグラムを扱ったりする程度で、

とてもとてもマニアとか筋金入りの鉄って訳ではないのです。

どちらかというと「へたれ」の方ではありますが、

ちょっと会津若松駅の改札口の中を・・・。

 

 

磐越線は、その名のように、磐梯(福島)と、越後(新潟)とを結ぶ鉄道で、磐越西線は、

郡山から新潟へ向かいます。しかし、会津若松でのプラットフォームは頭端式。

郡山行きと、喜多方(新潟方面)行きとは、一見同じ向きに出て行きます。

 

 

この駅から西に伸びる線路は、3〜5番線。その名は只見線。

 

鬼怒川温泉から、会津田島を経て、西若松から、只見線の線路を

通ってくる会津鉄道も作られて、本数がやや多くはなりましたが、豪雪地帯を行く

鉄道マニアには・・・・

あ、そうそう例の「鉄子の旅」同行する編集者が

寒さに耐えられず、著者を残して・・・

というエピソードもあった線なのです。

 

でも、そんな話に紙面を多く割けないので、

PDFで。13:08会津若松発、小出行きを見送ってみました。

index.files\binder03.pdf

ちなみにこの列車は、135.2km37駅を、

4時間34分掛かって走るそうです。

この区間についてYahooの路線情報

を調べると(よっぽど会津坂下を経由地にしたりしない限り)ほとんど、

郡山から新幹線に乗ることを勧められます。

 

 

この線は、只見湖での電源開発(水力発電所を作る)のための資材を

運ぶ線として作られたものですが、赤字でも

豪雪地帯を通るために、代替の交通機関を得にくいので

存続している線。

 

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すっかり「鉄」してしまいました。

でも、なんでこんなことを延々書くのかというと、

小学校の子どもと地域との関わりという

ことに関してやっぱり欠くことができないことだと思うからです。

 

福島県には、昨年も福島市・郡山市・須賀川市と

教育実習の訪問をしました。

また、日本数学教育学会などの会場として、郡山を

訪れたり、学生のサークル合宿の付き添いで、

昭和村へお邪魔したりしたりもしました。

 

福島のテレビでの天気予報では、

浜通り、中通り、会津

と3つの地域に分けて為されます。

これって、はじめて福島のテレビをみたときに

かなり新鮮に思えました。でも、

福島の人にとっては当然のことなのです。

 

これが当然に思えるのは、

小学校で地域のことが学ばれるからに他なりません。

私は東京の出身なので、小学校のころ

社会科の副読本として「わたしたちの東京」

とか「わたしたちの練馬」を

勉強し、どこを鉄道が走っているか、

道路はどうかを学びました。

 

これも学生のサークルの付き添いで伊豆大島にいったときのこと。

大島の先生に、4月に赴任する準備で、3月に区部から引越しをして

学区域をあるいてガイドブックにでている

おいしいコロッケやさんを含めていろいろと

「勉強」されたことを伺いました。

そうなのです。小学校では生活科で

あるいは3年・4年の社会科で地域のことを学びます。

しかし、その地域の出身でない限り、ことによると子どもの方が地域のことに

詳しいかもしれない。しかし授業で先生は教えるのです。

 

小学校での教育実習の様子を拝見するときにそんなことを思います。

明日は、会津坂下(ばんげ)の小学校にいきます。

そこでの実習生、M.Y.さんは、私が昭和村へサークルの付き添いでいくことを

知って、私はその近くの出身だけど、いいところですよ・・・と

かつて声を掛けてくれた学生さんです。

彼の実習を訪問するとは、昭和村のようなところに

いくのか。サークルの合宿のときは自家用車で行って只見線は

乗れなかったけど、今回は只見線必須かなと。覚悟し、

また一種の期待をしていました。

 

そちらに伺うのは、只見線の着時刻に合わせることになりますから・・・

と、打ち合わせのお電話を小学校に掛けたら、

会津若松からならバスもありますよ・・・と

教えていただきました。実は、会津若松の近郊として、バス路線図に

位置づけられている場所だったのです。自分の勉強不足を恥じました。

只見線は他の交通手段を得にくいがために廃止を免れたのですが、その途中の会津坂下には

代替の交通手段がある。豪雪で閉ざされかねないのは、この駅から先の奥会津なのです。

さて、明日はその会津坂下へ、やっぱり只見線で伺います。

(帰りはバスですが・・・)

 

さて、会津若松に話を戻します。駅前の大きな商業施設として、

Saty会津がありますが、立ち寄ったら、27年間のご愛顧に感謝しての

閉店セールが行われていました。6月末で閉店するそうです。

この会津若松市の市外を少し歩いてみました。

Pivot,  Lion d’ Or

などの競合する生鮮食料品を扱うスーパーの様子。

城下町として栄えた町と鉄道の駅との位置関係。

冬には積雪のあるところでの屋根の様子、

アーケード、融雪設備。いろいろなものを見ました。

でも、算数で液量の話をしていることが頭をよぎって、1リットルが目にとまりました。

 

上からみると・・・

 

 

 

牛乳パックの1リットルと思っている目には、かなり薄めなパックに見えました。

by:きまぐれ亭主人・正田>

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○ 5月27日  M.Y.さん  福島県会津坂下町 (文書の先頭

 

午前7時発の会津鉄道の発車をみて,しばらくすると,通学の高校生が,ホームに集まり始めます。

 

 

7:22入線。降りる乗客の方を待って乗車。私は車内でこんなメモを書いていました。

 

 

さて,M.Y.さんに,学校の玄関で迎えられました。只見線で来るということは,

この時刻に来ると言うことになります。駅前の広場を抜けて,午前8時から営業のコンビニで,

昼御飯を買っている高校生を横にみながら,歩くとすぐに小学校がありました。

校長室で先生方と御挨拶。

教頭先生に校内を案内して戴いて,その後の2時間目の研究授業を参観させていただきました。

 

黒板の上の掲示に,子どもの顔の絵を使ったコラージュがありました。

 

3年生の国語,修飾語に関する授業でした。

 

今年度のこの学校では,教育実習生は,M.Y.さんの他に,

玉川大学の学生さんも,ちょうど同じ日程で来ています。

どちらも3年生のクラスに入っています。

2人は中学校で同級生だったとのこと。

 

机間指導の場面。M.Y.さんの誠実さが,姿勢に現れているように

思いました。研究授業なので,教務主任の先生や,

他のクラスの先生も見に来て下さっています。

 

いやあ,口の中がカラカラで,すっごく緊張しましたとは,

M.Y.さんの授業後の感想。どうしてどうして。

なかなか落ち着いて出来ていましたよ。

 

実習の御指導を戴いている,このクラスの担任の先生。

 

こうして子どもの作業の様子をみながら,後でどの子をどの順に当てるか

構想していきます。

 

授業の後半は,グループ活動で,「馬が走る」へ修飾語を付けていきます。

あとで発表させることを考えて,カードに太めの筆記具で書かせています。

 

 

 

そう,せっかく机をグループで寄せているので,みんなが見やすいように

カードを並べるとは,大切な工夫だよね。

 

掲示板へ貼って,各グループに発表させる予定が,ちょっと時間が押しちゃいました。

 

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ここらへんの食べ物のお勧めは?と2人の実習生さんに

聞いたら,一方の人は「桜さし」,

もう一方は,ラーメンの幸楽苑。

桜さしとは,馬の肉(桜肉)の刺身。馬刺のことをここらでは

そう言っているようです。確かに精肉店で,「桜さし」の看板を出している

店を多く見ました。幸楽苑って,全国どこにもありそうなチェーン店

じゃないの?と思ったら,実は会津の発信だったのですね。なるほどなるほど。

 

こんなところも近くにあって。そして,さすが雪が積もるところだけあって,

信号は縦長で,道路には融雪装置がありました。

右折しようとしている軽トラックの左後輪近くのコンクリートに

雪を融かす水が出る口が付いています。

 

只見線,学校のすぐ北の道路,バス通り,国道49号線。

会津若松から新潟方面へという方向を同じくする線がほぼ平行して走っています。

バス通り沿いにも,国道49号沿いにも商店がありますが,

バス通り沿いには,古くからあるお店,国道49号沿いには,車で来るお客を想定した

全国的なチェーン店やコンビニなど,店の性格にもやや差異がありました。

そんなちょっとした地理の勉強(?)をしながら,路線バスの時刻を待った帰り道。

バスに乗って会津若松を目指しました。

 

文書の先頭

 

http://kks-el.sakura.ne.jp/com/kim/index.htm