※ 「今月の衛星画像」 2015年のテーマは 火山 です ※

Vol.17
-04    2015年04月号

桜島

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2015年のテーマは、「火山」です。衛星画像を使って、世界の火山を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


 桜島の昭和火口からの爆発的噴火が、2015年3月は178回を数え、2006年の統計開始以降最大を記録したそうです。このことがあまり報道されないのは、川内原発の再稼働を計画している方面からの「報道規制圧力がある」などという話がまことしやかに伝えられています。この真意はともかく、川内原発の160km以内に5つの火山やカルデラが存在するのは事実で、過去に巨大な噴火があったことが知られています(http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_energy-genpatsu-sendai20140716j-02-w330)。 再稼働させないよう住民が求めている仮処分手続きは、2015年4月下旬に鹿児島地方裁判所が決定することになっており、裁判所の判断が注目されています。
 
桜島は鹿児島湾(錦江湾)にある、直径10km強、標高1117m(北岳)の成層火山です。2万6千年ほど前に活動を始め、1914年の噴火で大隅半島と陸続きになりました。この噴火を機に人口は減少し、最大で2万人ほどだったものが現在は5500人ほどになったそうです。現在活発に噴火しているのは、南岳(1040m)ですが、桜島には寄生火山なども含めて8個ほどの火口があることが知られています。

 火山カメラ(桜島) ライブカメラ は次のサイトから見ることができます。
   http://www.data.jma.go.jp/svd/volcam/data/volc_img.php


 
地図1 九州と桜島に位置
オープンストリートマップによる
地図2  川内原発と九州の火山     図は下記より引用
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_energy-genpatsu-sendai20140716j-02-w330
画像1
 2015年3月2日 LANDSAT8 RGB:432
画像2
 2015年3月2日 LANDSAT8 RGB:432+8