※ 「今月の衛星画像」 2012年のテーマは 世界の三角州 です ※

Vol.14
12    2011年12月号

エブロ川デルタ」

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。

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 2012年のテーマは、「三角州」です。衛星画像を使って、世界の「三角州」を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


 マドリードの東、バルセロナの南にある美しい三角州がエブロ川デルタである。エブロ川はカンタブリア山脈に源を発し、南東方向に約750km下って地中海にそそぐ。この川は、スペインの大河川のうち唯一地中海側に河口をもつ。320km2の面積をもつこの三角州は、現在でも急速に広がっているという。平面型は東を頭にして両翼を広げたペンギンのようなカタチをしている。三角州の南北にそれぞれ砂嘴をもっていて、これが翼に見えない? 南の分岐砂嘴の付け根は人工改変されているようにも見える。エブロ川の三角州にある湿原は、地中海の西部地方ではもっとも広いという。三角州のほぼ中央部にあるアンポスタという町(画像2)は、4世紀頃は港町だったという。その後に三角州はどんどん前進を続けたことになる。現在の三角州は、大部分が米・果物・野菜などのための農地となっている。耕地の区画が美しいパターンを作っている。                                        本文はMSエンカルタなどを参考にまとめました。

地図1 エブロ川・デルタ  BingMapによる

画像1 エブロ川・デルタ 2005年7月14日,LANDSAT RGB:342画像

画像2 かつての港町アンポスタは、いまではデルタの中央部分に取り残された   BingMapを加工