※ 「今月の衛星画像」 2019年のテーマは Google Earth Engine で変化を追う です ※
Vol.21−02 2019年02月号
「アイスランド 後退する氷河」
このページの画像はWeb用に画質を落としています。
このページは、1024×768以上の画面でごらんください。画面が小さいと写真の配列位置がこわれます。
「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2019年はGoogle EarthEngineを使用します
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2019年のテーマは、「Google Earth Engineで変化を追う」です。
※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。
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赤丸は画像の位置を示す |
2019年のテーマは,「Google Earth Engine で変化を追う」です.担当者が多忙モードに入ったため,今年は少し手抜きをさせていただき,Googleさまを利用させていただきます.GoogleのサービスのひとつであるGoogle
Earth Engineを使って,世界各地の過去30年ほどの変化を追跡してみることにします.
世界中で起こっている氷河の後退現象ですが、今回はその中でももっとも視覚的にわかりやすい地域の一つであるアイスランドの南東海岸の例を見てみましょう。アイスランドは陸地の11%程度が、氷河におおわれているといいます。下の画像は積雪期の画像ですから、ここには氷河だけでなく雪原も見えていることに注意してください。グーグルアースエンジンの動画は、季節を揃えているようにみえますが、画像の解像度が違うので多少わかりにくくなっています。それでも30年間で5km以上も後退しています。この地域で氷河が後退する様子は、しばしば教科書などで引用されます。これほど活発ではないにしろ、氷河が後退する様子は世界各地の山岳氷河や氷床の縁辺部で観察できます。 |
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画像1 アイスランド南東部の海岸 スケールの左側の海岸部が下の動画の範囲 この画像は,2018年3月のデータから作成しました. |
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画像2 Google Earth Engine でみた後退する氷河 上の画像をクリックし,動画(WMVファイル)を再生してください. |
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1988年以降の動画でみると,内陸に向かって氷河の前縁が移動していることがわかります.
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