※ 「今月の衛星画像」 2012年のテーマは 世界の三角州 です ※

Vol.14−01    2012年01月号

「ミシシッピデルタ 鳥趾状三角州

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙航空研究開発機構 (旧宇宙開発事業団)です。
MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙航空研究開発機構 (旧宇宙開発事業団)です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙航空研究開発機構 (旧宇宙開発事業団)です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙航空研究開発機構 (旧宇宙開発事業団)です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2012年のテーマは、「世界の三角州」です。衛星画像を使って、世界の「三角州」を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


  三角州の代表委的な例として教科書にしばしば登場するミシシッピデルタですが、衛星画像でみると沖積低地の見本のような地形のオンパレードを楽しむことができます。自然堤防や後背湿地の美しさは群を抜いていると思います。いま、まさに形成されている三角州ですから、自然堤防のでき方や土砂の拡散の仕方など、地形に興味のある人にとっては飽きることがないでしょう。Landsatの解像度はたかがしれていますが、それでも地形を見るには十分です。グーグルアースやBing mapsなどで見ると、こんなところにまで人の手が入っているのかと驚くような光景を目にすることができます。お正月の休みを利用して、じっくり探してください。
 

 
画像1 1976年のミシシッピデルタ Landsat MSS  白い枠は、画像2,3の付近

   
 画像2 Bing maps で見たルート23の終点
   画像3 ルート23より少し南。自然堤防上の道路の終点。
 
 画像4 2001年のLandsatTMでみたミシシッピデルタ(スケールは30km)。  
   
 画像5  画像4の部分拡大 中央西側の改変地は、画像2,3の付近である(スケールは10km)。  
   
 画像6 南西端の自然堤防にも仁の構造物が見える(グーグルアース等で確認できる)(スケールは10km)。  
 
 画像7 1874年に発行されたこの付近の海図