※ 「今月の衛星画像」 2013年のテーマは 世界の森林 です ※

Vol.15
−01    2013年01月号

赤い森 チェルノブイリの森

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2013年のテーマは、「世界の森林」です。衛星画像を使って、世界の「三角州」を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


 1986年4月26日に発生したとされるチェルノブイリ原子力発電所の事故では、特に原発から半径10kmの範囲に大量の放射性物質が降ったとされる。そして、この範囲にあった森林の木々は枯死しそのさまは「赤い森」といわれた。
その後「赤い森」の木々は伐採され、地中に埋められた。「赤い森」はこの世界から葬り去られたが、土壌や水は高い放射能に汚染されたままである。事故から30年近くたったいま、この地域には新しい広大な森林が出現している。 
この森の現状は下記に詳しい。
・チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌、メアリー マイシオ、日本放送出版協会(2007)
・被ばくの森から ~チェルノブイリの生態系~ [DVD]  

  
 
    

画像1 チェルノブイリ周辺 2012年11月01日 Terra/MODIS画像(NASA)による Index地図はwikipediaによる 

 

       

画像2 事故直後のチェルノブイリ周辺の衛星画像 1985年6月6日
円は原発から半径10kmの範囲  LANDSAT RGB:342

 画像3 事故4年後のチェルノブイリ周辺の衛星画像 1989年7月11日
円は原発から半径10kmの範囲  LANDSAT RGB:342
画像4  事故22年後のチェルノブイリ周辺の衛星画像 2007年9月23日
円は原発から半径10kmの範囲  LANDSAT RGB:342