※ 「今月の衛星画像」 2015年のテーマは 火山 です ※
Vol.17-01
2015年01月号
「タール火山 フィルピン,マニラ南方にある二重カルデラ」
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2015年のテーマは、「火山」です。衛星画像を使って、世界の火山を見てまわりましょう。
※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。
ランドサットが捉えたこの画像には,幾つもの火山が見える.そのうち今回とりあげるタール火山は,マニラから南へ2,3時間の所に位置する.タール湖の中にそびえる300m程の高さの山がタール火山で,その火口もまた湖になっている.二重のカルデラ構造になっている. この火山は,記録に残っているだけでも30回以上噴火しているという.噴火の際に湖水がマグマが反応ししばしば大規模な水蒸気マグマ爆発を起こし,1911年に1300人あまり1965年にも190人の住民が亡くなっている. |
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地図1 マニラ周辺の地図 オープンストリートマップによる 。枠内は画像1の範囲 |
画像1 マニラ周辺のLANDSAT 画像 1992/04/02 RGB:432 |
画像2 タール湖とタール火山 LANDSAT 1992/04/02 RGB:432 |
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写真1 タール湖を渡りタール火山をめざす | |
2007年9月,国士舘大 地理国際交流セミナーのフィールドワーク時のGPS記録 カルデラの北側の縁にあるタガイタイは、この地域を代表するリゾート地 |
写真2 登山道 このあたりがいちばん道幅が広い |
写真3 タール山山頂から見た中央火口 湖岸には湖水の変色域もみられた |
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写真4 登山道途中にあるGPSと刻まれたマーカー 付近では測量も行われていた |
写真5 火山斜面をつくる火山性の砕屑物 この近くには登山道の脇から少しくさいガスも出ていた |