※ 「今月の衛星画像」 2018年のテーマは 赤道をめぐる です ※
Vol.20-01 2018年01月号
「ガラパゴス諸島」
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2018年のテーマは、「赤道をめぐる」です。
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インドネシア周辺地域をのぞくと,大平洋で赤道が陸地を通る部分はほとんどありません.インドネシアから東では,おそらく太平洋の東端にあるガラパゴス諸島まで存在しないのではないでしょうか.今年のお題は「赤道をめぐる」ですが,第一回目はガラパゴス諸島です(画像1,地図1). ガラパゴス諸島には名前のある島だけでも大小123の島々があるといいますが,そのガラパゴス諸島にしても,赤道が通過するのは南北に長いイザベラ島だけです.ちなみに,この島の名前はコロンブスの後援者だったスペイン女王イサベル1世の名に由来します. ガラパゴス諸島は.いちども大陸と陸続きになったことがなく,生物に多くの固有種がみられることで有名です.しかし,ここはホットスポットに位置し,火山活動によって形成さえた島々でできています.ガラパゴス諸島は,ナスカプレートのにありますが,このプレートは年間数センチのオーダーで東(南東)方向へ移動しています.そのため,西側にある島ほど形成年代が新しいということになります. 画像2は,ガラパゴス諸島で一番大きいイサベラ島です.この島は,南北方向が約100kmあり,島の北部を赤道が通過しています.島には6つの火山がありそのうち5つにはカルデラが形成さえているといいます.また,島の周辺にも小さな噴火口があり島を作っています.島全体が南東へ移動するので,北にある火山ほど形成年代が新しいということになります.北部にあるウォルフ火山は標高1707mで,この火山の孤高の南端を赤道が通過しています. |
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地図1 ガラパゴス諸島の位置 OSMによる |
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画像1 2017年3月4日 LANDSAT8の画像 | |||||||||
画像2 2017年3月4日 LANDSAT8の画像 | |||||||||