※ 「今月の衛星画像」 2009年のテーマは 街、都市 です ※

Vol.11−07    2009年07月号

札幌

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。

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 2009年のテーマは、「街、都市」です。衛星画像を使って、世界の街や都市を見てまわりましょう。


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人口190万人を有する北海道の大都市が札幌です。このような大きな人口を持つ大都市が、積雪の多い地域に立地しているのはめずらしいようです。いまでこそ札幌が北海道で最大の都市ですが、1920年の国勢調査を見ると、この頃は人口は函館ががいちばん多く、次いで小樽、札幌となっていました。
 さて、画像1は、日本の観測衛星ALOSがとらえた最近の姿です。札幌とその北西にある石狩市などをとらえていますが、遠浅な海岸をもち、港湾の建設にむかないとされていた石狩湾に石狩湾新港が見えます。1972年に着工した新港は、1978年の画像2ではまだほとんど判読できません。札幌市は、石狩川の支流豊平川の扇状地を中心に広がっていますが、その様子は画像2の広い範囲をとらえたMSS画像の方がよくわかります。28年間を隔てた2時期の画像を比べると、札幌市の拡大が、石狩新港周辺の石狩市まで及んでいることがよくわかります。

    画像1 ALOSでみた札幌 2006年09月15日 ALOSホームページからDLしたサンプルデータを処理したもの
画像2 LANDSAT MSSで見た札幌 1978年08月25日