※ 「今月の衛星画像」 2017年のテーマは 北40度線をたどる旅 です ※
Vol.19-07 2017年07月号
「黄土高原」
このページの画像はWeb用に画質を落としています。
このページは、1024×768以上の画面でごらんください。画面が小さいと写真の配列位置がこわれます。
「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
「今月の衛星画像」バックナンバーを見る野付崎、風連湖、尾岱沼
2016年のテーマは、「日本の湿地」です。衛星画像を使って、日本の湿地を見てまわりましょう。
※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。
モンゴル高原など中国北西部の乾燥地帯に由来する風成堆積物からなる土地が黄土地、黄土高原である。「黄土高原の堆積年代は、二百数十万年前(新第三紀末)から現在まで長期にわたり、黄土が堆積してできた地層の各層厚にはばらつきが多い。これは、黄土の生成は風によって運ばれた風成堆積物であることから、気候変動などの著しい環境変化があったことを示すものである」(ウィキペディアによる)。 乾いている黄土は、触ると非常に硬い。しかし、水による浸食には非常に弱くひとたび雨に打たれると大量に流出する。黄土高原では、土壌流出を防ぐために段々畑をつくり、さらに植林や防砂堤の建設などが試みられているというが、「水土保持」計画の達成は容易なことではないという。 16年前の今月の地理写真に「黄土地の等高線耕作」がある。何枚かの写真があるので参照してほしい(http://bungakubu.kokushikan.ac.jp/chiri/Photo/2001Aug/2001Aug.htm)。 画像は北京の西方、200~300kmほどの地域を捉えている。地図にある大同市は、中国山西省北部に位置する地方都市で、省都の太原市に次ぐ山西省第二の都市である。 |
||||||||||||
位置図 | ||||||||||||
画像1 2002年07月14日 LANDSAT 5 TM RGB:342 北東の湖は岱湖 赤枠は画像 2,3,4の範囲 | ||||||||||||
画像2 画像1の赤枠の範囲。中央部にかろうじて等高線に沿う農地が識別できる?? | ||||||||||||
画像3 Google Earthで拡大したもの。この解像度だと段々畑や浸食溝が判読できる | ||||||||||||
画像4 画像3の範囲を#Dで眺めたもの。 | ||||||||||||