※ 「今月の衛星画像」 2015年のテーマは 火山 です ※

Vol.17
-03    2015年03月号

阿蘇山

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2015年のテーマは、「火山」です。衛星画像を使って、世界の火山を見てまわりましょう。


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 大型カルデラしては世界でも有数の規模を誇るのがこの阿蘇山だ.外輪山を含めて一帯を通称「阿蘇山」とよんでいる.カルデラの中央部にある中岳の噴火口からは,現在も活発に噴煙をあげている.
30万年前~9万年前にかけて,4回の巨大カルデラ噴火があり,その結果阿蘇カルデラが形成されたことが知られている.
 9万年前の噴火では,噴出物がおよそ600km3以上に達したと推定されており、火砕流は九州の半分を覆ったとされる.厚く堆積した地域は火砕流台地となっており,九州中央部に現在でも広く分布している.
 九州南部や現在では改訂に没している地域には,阿蘇をはじめ姶良カルデラ,鬼界カルデラなどの巨大カルデラを作った火山が存在しており,数万年に1回程度の頻度で巨大噴火を起こしてきたことが知られている(ウィキペディアの記載を参考にしました).
 地学小説「死都日本」(講談社文庫)は,この地域を舞台として話しが始まる.著者(石黒 耀)は,一連の地学小説が評価され日本地質学会から表彰された小説家で,この巨大噴火シミュレーション小説は,夜読み始めたらきっと朝を迎えるまで止められなくなる.
 
画像1 2015年2月14日 LANDSAT8 RGB:453
画像2 2015年1月13日 LANDSAT8 RGB:453
画像3 2015年2月14日 LANDSAT8 RGB:453