※ 「今月の衛星画像」 2021年のテーマは アメリカ大陸の山地・山脈 です ※
Vol.23−03 2021年03月号
「西シエラ・マドレ山脈 」
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2020年のテーマは カラーコンポジットの世界 です
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2月はバハ・カリフォルニア半島南端のシエラ・デ・ラ・ラグナ山脈を取り上げた。この半島の対岸にあるメキシコ北部には、北西から南東にかけて連なる大山脈がある。山脈の西側はアメリカ合衆国のシエラネバダ山脈から続く西シエラ・マドレ山脈があり、中央部にはメキシコ高原がのび、東側はロッキー山脈がメキシコ湾沿いに南下する東シエラ・マドレ山脈が並走する。この両山脈が合流した所に東西に長くつらなる南シエラ・マドレ山脈がある(図1)。この3つの山脈をまとめてシエラマドレ山脈とよぶ。 画像はこれらのうち、西シエラ・マドレ山脈の一部をとらえている(画像1、2)。西シエラ・マドレ山脈は、スペイン語で「母なる山」を意味するという。『この山脈はメキシコ高原の西縁にあり、カリフォルニア湾と太平洋に沿って,アメリカ合衆国との国境付近から南東へ約 1200kmにわたって延びる。幅は 150〜400km。平均標高約 2000mで,中部には 3000m以上の高峰もいくつかそびえる。東側は標高 1000m以上のメキシコ高原に続くため,比高があまり大きくならないが,西側斜面は狭い海岸平野に向って急傾斜をなし,けわしい山容を示す(ブリタニカ国際大百科事典による)』。山脈のところどころはリオグランデデサンティアゴ川などによって深くきざまれた深さ1000m以上の渓谷があり、その規模はグランドキャニオンに匹敵するという。 |
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図1 メキシコ北部の地形と地形断面(Esriデータを加工.断面図は地形断面図メーカーにより作成) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
画像1 西シエラマドレ山脈 | 画像2 西シエラマドレ山脈の中央部 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
LANDAT8 2020年1月のデータ RGB432 | LANDAT8 2020年1月のデータ RGB432 |