※ 「今月の衛星画像」 2011年のテーマは 世界の湖沼 です ※
Vol.13−05
2011年05月号
「ネス湖 Lake Ness ハイランドを切り裂く地峡」
このページはブロードバンドを使ってご覧ください。画像はWeb用に画質を落としています。
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。
2011年のテーマは、「世界の湖沼」です。衛星画像を使って、世界の「湖沼」を見てまわりましょう。
※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。
スコットランド北部の地図を見ると、ハイランド地方とよばれるあたりを北東から南西に走る切れ込み(地峡)が目に入る(地図1)。この成因が構造性のものであろうことはすぐに察しがつく。この地峡は長さ約100kmにおよび、この部分に沿っていくつかの湖が連なる。湖どうしは水路で結ばれており、全体をカレドニア運河という。 この地峡にある代表的な湖がネス湖である。ネス湖は長さ39km、幅1.5km、平均水深132mの細長い湖で湖岸の傾斜はきつく水草などが繁茂する場所もほとんど無いという。湖水は褐色に濁っていて溶存有機物が多い。スコットランドは泥炭が広がる地である。集水域から流れ込む水もこの影響を受けているのだ。ここでハイランドモルトの話を出したいところだが止めておこう。ネス湖だからといって、ネッシーの話を出すも止めておこう。今月の話はこれでおしまい。 |
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地図1ハイランド地方 右上から左下にのびる地峡にネス湖やカレドニア運河がある。 |
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画像1 ハイランド地方 2000年5月5日に得られたデータから作成。TM342+8 |
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画像2 ネス湖周辺の画像 データは画像1と同じ。 |
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