※ 「今月の衛星画像」 2018年のテーマは 赤道をめぐる です ※
Vol.20-05サントメ島 2014/03/19 LANDSAT8 2018年05月号
「サントメ島 カメルーン火山列南端の島」
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2018年のテーマは、「赤道をめぐる」です。
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サントメ・プリンシペ民主共和国を構成する二つの島,サントメ島とプリンシベ島は,カメルーン火山列の南端に位置する.カメルーン火山列は,ギニア湾に近いカメルーン山から北のチャド湖に向かって引かれている玄武岩の火山列であり,南方のギニア湾にあるビオコ島やサントメ・プリンシペの列島まで続くと考えられている.大陸地殻から海洋地殻まで連続する地質学的に珍しい例だという. サントメ島は,山地が広い範囲を占める.土壌は肥沃(ひよく)で,ココアやコーヒー、コプラなどの穀物栽培が行われている。赤道は,島の南を通過する.島の最高地点はサントメ山で、標高2024mである.島の北東部と南西部が低地になっており,大きな集落は島の北東部に集まっている.サントメ・プリンシペ民主共和国の人口は17万372人(2002年推計)で,首都であり、主要港でもあるサントメは、サントメ島の北東海岸に位置し、人口は5万人(1990年推計)である(画像3)。 赤道直下の山がちな島であることから,雲のかかっていない衛星画像を見つけるのは苦労する.この画像でも島の中部が雲で見えない(画像1).陰影画像(画像2)を見るとわかるように,この島に平坦な土地は少ない.島の北東部の首都がある地域(画像3),南東部の農耕地のように見える部分(画像4)に比較的平坦な地形が広がっている.気候は,年間を通じた気温の変化はほとんどない。年平均気温は低地で25°C、高地で18°C。年降水量は標高によって大きくことなり、南西部の山地では5000mm以上に達するのに対して、北東部の低地では1000mm程度にすぎない。6~9月が乾季である。北にあるプリンシペ島は,長さ30km、幅6kmで、サントメ島よりも乾燥している。 サントメ・プリンシペ民主共和国は,カカオ生産およびその輸出に依存する農業国で経済基盤は非常に脆弱である.世界最貧国の1つといわれる.旱魃や資本不足で生産量は落ち込み、経済不振が長期化。食糧や生活物資の大半を輸入に頼る。重債務貧困国でもあり、2000年の対外債務残高は国民総生産 (GNP) の460%にも達し、国家経済は事実上の破産状態。観光産業も整っていない。 本文は,マイクロソフトエンカルタ,ウィキペディアの記述からまとめました. |
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地図1 サントメ・プリンシペ民主共和国の位置 OSMによる | 地図2 サントメ島 エンカルタ地図による | ||||||
画像1 サントメ島 2014/03/19 LANDSAT8 | 画像2 サントメ島の陰影図 SRTMより作成 | ||||||
画像3 サントメ島北東部 2014/03/19 LANDSAT8 | 画像4 サントメ島南東部 2014/03/19 LANDSAT8 | ||||||