※ 「今月の衛星画像」 2012年のテーマは 世界の三角州 です ※

Vol.14
12    2011年11月号

ヴォルガ・デルタ

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。

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 2012年のテーマは、「三角州」です。衛星画像を使って、世界の「三角州」を見てまわりましょう。


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 ヴォルガ川は、ロシア西部を流れるヨーロッパ最長の川である。その全長は3700kmにおよぶが、この川の源流部の標高は225mにある丘陵の中にある小さな湖だという。源流を出た後、ほぼ東に流れモスクワの東方で南へと流れを転じる。ヴォルガ川水系には、モスクワをはじめロシアの経済的・政治的に重要が含まれており、肥沃な農地からは大量の麦が生産される。「ロシアの母なる川」とよばれるという。最下流部の三角州(ヴォルガ・デルタ)はおよそ160kmにわたり、500にもおよぶ分流となってカスピ海に注ぐ。
 衛星画像で見るヴォルガ・デルタの西部は、東西にのびる浜堤列のような(あるいは砂丘列のような)幾筋もの高まりと、それを切るように形成された三角州の本体からなっていることがわかる。三角州の先端部分はカスピ海沿岸低地の湿地へと続いてゆく。
                                       Microsoft(R) Encarta(R)およびウィキペディアの記載を参考にしました。

地図1 ヴォルガ・デルタ  BingMapによる

画像1 ヴォルガ・デルタ 1998年8月8日,7月16日のLANDSAT RGB:342画像をモザイク

画像2 ヴォルガ・デルタの中央やや西寄りの部分 データ取得日等は画像1と同じ