※ 「今月の衛星画像」 2014年のテーマは 東経20度を南へ です ※

Vol.16
-11    2014年11月号

コンゴ盆地  マインドンベ湖

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2014年のテーマは、「東経20度を南へ」です。衛星画像を使って、東経20度に沿った景観を見てまわりましょう。


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 コンゴ川の流域面積と流量はアマゾン川に次いで世界2位である.マインドンベとは黒い水を意味する現地の言葉であるという.流量が年中安定していることが知られているが,その理由は流域が赤道を挟んで南北に広がるため,雨季の時期が支流によって異なりその結果一定の流量を保つことができる.マインドンベ湖は,フィミ川を経由してカサイ川とコンゴ川に流れ込む.コンゴ川流域にある2300km2という大きな淡水湖である.しかし,その面積は雨季には2倍以上になることもあるという.湖の水深が浅く最大でも10m程度であることから,大量の水が流れ込む雨季には,急激に面積を拡げるのである.湖の北部は熱帯雨林に拡がり,いっぽう南部は森とサバンナが混在している.この様子は画像1で読み取れる.湖の南部は,画像1では紫色に表現されている.画像2で加色方法をナチュラルにした画像では,この地の景観の違いがよくわかる.
地図1 コンゴ盆地マインドンベ湖周辺の地図 
西の大河はコンゴ川.ノキアマップによる 
 
 
  画像1 マインドンベ湖 LANDSAT8 2014/10/05のデータから.RGB:453
画像2 マインドンベ湖南部
LANDSAT8 2014/10/05のデータから.RGB:432