※ 「今月の衛星画像」 2021年のテーマは アメリカ大陸の山地・山脈 です ※
Vol.23-10 2021年10月号
「ブルックス山脈(Brooks Range)
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
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先月は南米の最南端を取り上げました。今月は南米最南端から一転して、北米の最北端へ飛びます。 アメリカ合衆国のアラスカ州北部の山脈です。その名をブルックス山脈(Brooks Range)といいます。この山脈は、カナダ国境から東西方向に走る1000kmあまりの長さを持つ山脈ですが、高峰が連なるわけではありません。幅は130kmほどです。ただ、激しい氷食作用を受けているため、その山容はとても険しいそうです。全体が北極圏内にあり,樹木限界を越えているので,樹木はまったく生えていません。最高峰は国境に近いマイケルソン山(2816メートル、文献によっては、イスト山 (2761m)という記載もあります)で、古生代の石灰岩や珪(けい)岩を核として、ペルム紀(二畳紀)から白亜紀に至る堆積(たいせき)岩が取り巻いた地質構造をもつといいます。現在の山脈を形成した隆起運動は第三紀の後期である。山脈の北側はフット・ヒルズという丘陵性の台地で、その北側に北極海の海岸平野が広がっています。山脈の南側はユーコン川やその支流のコユカク川の平野が広がります。 本文はおもに、日本大百科全書(ニッポニカ)より引用改変しました。 |
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地図1 衛星画像の位置 2021年7月取得,LANDSAT 8 |
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画像1 ブルックス山脈(Brooks Range)の東端部分 2021年7月取得, LANDSAT 8 RGB:432 | ||||
画像2 海岸平野に臨む東端の地域 2021年7月取得, LANDSAT 8 RGB:432 | ||||