※ 「今月の衛星画像」 2020年のテーマは カラーコンポジットの世界 です ※
Vol.22−04 2020年04月号
「カラーコンポジット画像の比較でみるリオ・グランデ川 米・メキシコ国境」
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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。
2020年のテーマは カラーコンポジットの世界 です
※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。
リオ・グランデ川はアメリカコロラド州に水源をもつが、テキサス州に入ると、メキシコとの国境となる。水深が浅く流量の変化が大きいことから河口付近をのぞいて商業船の航行にはむかない。1500年代半ばにスペイン人が到来する以前からで、アメリカでは先住民が灌漑用の水源としてもちいていたとう。現在でも流域では灌漑農業が盛んである。アメリカのコロラド州では,ジャガイモ,アルファルファ,テキサス州では綿花,柑橘類,野菜が栽培され、メキシコでは綿花、サトウキビ、トウモロコシなどが栽培されている。 画像1は、下流の1部を拡大して示してある。左岸のアメリカと右岸のメキシコでは農耕地の区画に大きな違いが見られるようである。カラー合成画像で比較しても、リオ・グランデ川を挟んで農業的土地利用の違いが際立っている。耕作されている農作物による違いか、区画の大小を反映した違いかあるいは両者が関わってこのような差が生じるのかはこれだけの資料からは判断できない。 |
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画像はいずれも、2017/7/16 LANDSAT 8 | ||||
画像1 2017/12/09 LANDSAT 8の3シーンを接合 | 位置図地図は、OSMから引用 ●は画像の位置を示す | |||
画像2 右下の街は、メキシコのMatamoros リオ・グランデ川の対岸(左岸)はアメリカのBrownsvill | ||||
Natural Color | Healthy Vegetation | |||||
OLI4 |
Red |
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OLI5 |
Red |
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OLI3 |
Green |
OLI6 |
Green |
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OLI2 |
Blue |
OLI2 |
Blue |
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False Color(urban) |
Vegetatiom Analysis |
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OLI7 |
Red |
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OLI6 |
Red |
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|
OLI6 |
Green |
OLI5 |
Green |
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OLI4 |
Blue |
OLI4 |
Blue |
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OLI5 |
Red |
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OLI4 |
Green |
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OLI1 |
Blue |
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画像3 カラー合成画像による比較 |
コンポジットの英語名称は,esri による. |