VOL.9-12 2007年12月
「サウスダコタ州をさらに西へ」
※写真が多いので、電話回線での閲覧は時間がかかります。
前回の「今月の地理写真」(No.92、2007年5月)の続きである。インターステートハイウェイ(I90)をさらに西へ進むと(地図)、起伏は徐々に大きくなり、植被も次第に貧弱となって、ここがロッキー山脈の雨陰となるプレーリー草原の乾燥地帯(「今月の地理写真」No.85、2006年10月)であることがわかる。
そこに突如として奇怪な地形群が現れる。国立公園に指定されているバッドランド(Badlands National Park)である。2000万から3000万年前の粘土質の第三紀層が厳しい気象条件にさらされて、起伏に富んだ、色鮮やかな地形を作り上げた。このようなBadland地形は世界のあちこちに見られるが、このサウスダコタ州南西部のものがずばぬけて大きい。
アメリカの国立公園はどこでもVisitor Centerが完備し、Park Rangerが環境保護活動に大きな役割を果たしていて、うらやましい限りであった。数多く回ったアメリカの国立公園の中で、唯一あふれたゴミ箱を見たのは、この時、ここ一カ所だけだった。
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<写真1〜12:野口泰生 撮影>