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VOL.11-07  2009年07月

フロム鉄道の旅(2)ベルゲン~フロム

※写真が多いので、電話回線での閲覧は時間がかかります。
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 前回(先月)の続きです.「今月の地理写真」(2009年06月)も参照下さい.
 ソグネフィヨルド・イン・ナットシェルのチケットを手にベルゲンを船で出発.出発からしばらくはフィヨルド内とはいえ外洋に近いためか少し波がある.もっともごく小さな波に過ぎない(写真1).
 小さな港に寄りながら,ソグネフィヨルドを奥(東)へと進む(写真2).こうした港からはフィヨルドを横断するフェリーが出ていることも多い.写真3に写っているのはそんな船.港のすぐ裏には山が迫っている.

写真1

写真2

写真3 写真4
 フィヨルド内には海岸と呼べるような平地がほとんどなく,いきなり崖が切り立っていることが多い(写真4).山頂部付近には小さいけれど,氷河と思われる氷塊も見られる.なかにはテーブル状の地形をみせるところもある(写真5).
写真5 写真6
 さて,フィヨルドを奥へ行くにつれ波は一層穏やかになり,まさに鏡のような水面が広がるようになる(写真6).当然,船の揺れも少なく,湖を行くかのようである.揺れが少ないと危険も少ないこともあって,この船では航行中も舳先に出ることが可能である.舳先で腹ばいになってスピード感を楽しむ強者もいる(写真7).一見気持ちよさそうであるが,風は結構冷たい
 
写真7 写真8
 波がないのでフィヨルド内で船同士を横付けし,通路をつないで,乗り換えが行われたりもする.写真8は乗船中の船が横付けする船に近づいているところ.写真9は乗り換え作業後,離れていく船同士(乗り換え最中の「決定的瞬間」(?)がうまく撮影できず残念であった).
写真9 写真10

 切り立った崖(U字谷の谷壁)の下のわずかな緩斜面(写真10)や谷中(写真11)に人が住む. オスロからの船の終点・フロム(Flåm)もそんなところ.フィヨルド内最奥部の入り江にある港(写真12).

写真11 写真12
夕方にもなると,非常に静かな・美しい港である(写真13). 最後に乗ってきた船を前に(小林旭風(←古ッ!)の)ポーズで記念撮影(写真14).

写真13 写真14
 さて,そのフロムとフロム鉄道の紹介はまた次回,加藤担当月の「今月の地理写真」で…….
<写真1~14:2001年8月,加藤幸治撮影>

                                              

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