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VOL.15-02  2013年02月

  「スイス・フィリズール(Filisur)(その1)

※写真が多いので、電話回線での閲覧は時間がかかります。

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 世界遺産「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」については,今月の地理写真・2009年11月にも紹介されています.
 アルブラ線のクライマックスのひとつがランドバッサー橋(写真A)ですが,橋を過ぎ,トンネルを抜けるとすぐあるのが,今回紹介するフィリズール(Filisur).人口487人(2006年)のスイスの小さな村です.
 「我々の村は500人だが,東京の人口は何人?」って宿のご主人に聞かれました.単位が違いすぎてとっさに答えられませんでした(笑).
 ランドバッサー橋を過ぎ,トンネルを抜けると,軌道が分岐します(写真B).そのまま複線となって(写真C),フィリズールの駅まで続きます.つまり,フィリズールは田舎の駅といった趣(写真D)ですが,上下線の行き違う重要な駅です.駅にはかつての運行管理用の機械が展示(そのまま放置?)されています(写真E).
 また,ここはアルブラ線の駅というだけではなく(写真F),ダボスに向かう線(写真G)との分岐でもある重要な駅です.ただし,ホーム越しに写真を取るのも「楽勝な」のどかな駅(写真H).
 フィリズールは谷に張り付くようにある集落(写真I).
 集落の家はこんな感じ(写真J).「中世の面影が残る」というような紹介をするホームページもあります.たしかに牧草を入れておく巨大な倉庫を併設した家(写真K),薪を積んでいる家(写真L),この地方独特の漆喰を削った家の装飾(飾り窓のようにみえるがそうではない:写真L)など,古くからあることを感じさせる家並みです.
                                                        (2013年3月の「今月の地理写真」につづく)
 
写真A 写真B
写真C 写真D
写真E 写真F
写真G 写真H
写真I 写真J
写真K 写真L
<写真A~L:2011年8月,加藤幸治撮影>
                                           

                                              

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