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VOL.20-07  2018年7月

  「フォート・ローダーデールの可動橋
長谷川 均

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 2009年の「今月の衛星画像」で「バリア島の変貌 フォート・ローダーデール(FORT LAUDERDALE)」として、フロリダ半島マイアミの北40〜50kmにあるリゾート都市を紹介した。その際に1枚だけ跳ね橋の写真を使った。運河都市フォート・ローダーデールでは、いたるところに跳ね橋がある。行ったのは10年前の7月だった。10周年記念にその時の写真を並べてみた。
 フォート・ローダーデールは、市内に運河が縦横に張り巡らされていることからアメリカのベニス(ベニスオブアメリカ)とよばれるそうだ。運河があるというだけの話で、実際行ってみると映画などで見る重厚なベニスの街並みとは大違い。運河沿いには、金持ちの別荘がずらっと並び、クルーザーが係留されている(写真7,8)。日本の映画スターのクルーザーなどとは比べようもない大きさで、アメリカの金持ちって、格違いなのね と思わせる。
 さて跳ね橋である。東京ではかちどき橋が有名だが、いまは開くことはない。ウィキペディアの次のページには、12種類の可動橋がアニメーションで紹介されている(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E5%8B%95%E6%A9%8B)。世界には、さまざまなタイプの可動橋があるのだ。フォート・ローダーデールの架道橋は、ほとんどが跳ね橋タイプの「跳開橋」というタイプで橋の中央が割れて左右へ跳ね上がるタイプのものだ。
 Moveable bridge, Movable bridge(https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_movable_bridges_in_Florida) というページには、11個のフォート・ローダーデールの可動橋が載っている。人口20万人弱のこの街に、少なくともこれだけあるということだろう。本家ベニスに
可動橋はあるのか?
 
写真1 写真2
 

写真 3

 写真4

写真 5

写真 6 
 
写真 7

写真 8

 

写真 9

写真 10
Google Earthのタイムラインを動かすと、開いた橋をみることができる 
(2008年7月 長谷川 均 撮影)

                                              

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