※ 「今月の衛星画像」 2015年のテーマは 火山 です ※

Vol.17
-08    2015年08月号

千島列島の火山島

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2015年のテーマは、「火山」です。衛星画像を使って、世界の火山を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


 すこし前まで,気象通報を聞きながら天気図を書いたことがあるひとなら「松輪島」という地名を聞いたことがあるでしょう.いまはここからの情報は無いそうです.
画像のいちばん北にあるのが松輪島です.ロシア名はマトゥア島 (о. Матуа)。英語表記はMatuaだそうです.だれが書いたか,ウィキペディアには,「長さ約 11 キロメートル、幅約 6.5 キロメートル、面積約 52 平方キロメートルのナス形をした火山島」 とあります.国際宇宙スーテーションから撮影されたこの島の大規模な噴火時の写真を思い出し,この島を取りあげました.この写真は,ここで見ることができます(http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=38985&src=iotdrss).
日本名芙蓉山(松輪富士),標高1500m弱のサリチェフ火山は千島列島でも活動的な火山だそうで,18世紀以来たびたび噴火しています.この島を踏査した記録が産総研のサイトにあります(https://staff.aist.go.jp/y.ishizuka/kuril/sarychev/sarychev_volcano.html).
 画像1を見ると,松輪島の他にも,画像で判るように多くの火山が連なります.千島列島の火山の多くは,清第三紀の海底火山を基盤都市,その上に第四紀の火山が形成されているそうです.陸上で160,海底で89の第四紀火山があり,1945年以降19の新しい火山が噴火したといいます(石塚吉浩によるhttps://staff.aist.go.jp/y.ishizuka/kuril/kurilindex/kurilindex.html )


画像3,4,5の島名については,次の地図をご覧下さい.http://kam-r.sub.jp/ainu/tisitizu.html
    
 
  地図1 位置図 OpenStreetMapによる  画像1 2001年8月13日 LANDSAT画像 RGB:432 スケールは100km
   
 
   
  画像2 松輪島 スケールは5km       画像3 スケールは5km
画像4 スケールは5km 画像5 スケールは30km