※ 「今月の衛星画像」 2017年のテーマは 北40度線をたどる旅 です ※
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Vol.19
-08    2017年08月号

北京 画像で見る40年の変化

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

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 2016年のテーマは、「日本の湿地」です。衛星画像を使って、日本の湿地を見てまわりましょう。


※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


     
   1978年から2017年までの約40年間の北京市域の変化を衛星画像から見ようというのが今月のテーマである。北京は華北平原の西北端に位置し、東部には山地が広がり、西に太行山脈、北には燕山山脈の一部である軍都山に接している。南部に山地はないが全市域の約62%を山地が占め三方を山地で囲まれている(画像1)。
 北京は、紀元前1057年に首都に指定され、それ以来3000年以上にわたり世界でも有数の都市のひとつである。
北京の人口は、この画像が取得された1978年から2017年までの約40年間に871.5万人(1978年)から2170.5万人(2015年)になり(北京統計年鑑2016)、上海に次ぐ中国では二番目に人口の多い都市である。
 画像2,3,4,5は、1978年、1992年、2006年、2017年の同一範囲を切り抜いた画像である。1978年から1992年、1992年から2006年の市域の拡大は目視で確認できるが、それ以降は周辺域の変化が大きいように見える。北京では、中信地域への人口集中が顕著で、人口の流入を抑制しているというがその影響が画像に反映しているのであろうか。
      
   画像1 2017年7月 北京とその周辺地域
 
 
    画像2 1978年の北京  
  
   画像3 1992年の北京
  
画像4 2006年の北京 
画像5 2017年の北京
 
画像6 北京の中心地域   2017年7月25日 LANDSAT 8