※ 「今月の衛星画像」 2007年のテーマは 山脈 です ※

Vol.9-01   2007年01月号

台湾山脈 

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「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSATの場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。
SPOTの場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学のアーカイブデータを使用することもあります。

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 2007年のテーマは「山脈」です。衛星画像で世界中のさまざまな山脈を見てゆきましょう。


 台湾島は、険しい山地が島の中央部分をつらぬいている。東側は山地、西側には沖積平野が分布しているが、平野の占める面積は狭いといってよいだろう。今回取りあげたr台湾山脈は、チョンヤン山脈(中央山脈)ともいい、3000m級の高峰が続く台湾最大の山脈である。この山脈は、台湾中南部にあり、全長は約200kmほどになる。台湾の最高峰ユー山(玉山、戦前の日本では新高山とよんでいた)をはじめ、シュエ山(雪山)、シュークーラン山(秀姑巒山)、ナンフーター山(南湖大山)、ペイナンチュー山(卑南主山)などが連なっている。高山には、氷河地形を残しているものもある。
 この山脈の西側には前述の沖積平野が見られるが、東側は断崖をつくっており、太平洋や台東地溝に面している。台湾島の東側には、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界がある。台湾には多くの南北性の活断層があり、地震の多い島でもある。南北に走る断層は、ユーラシアプレートの東進と南島からのフィリピン海プレートの推す力よって加わった東西圧縮によって生じたものだ。台湾島そのものは、ユーラシアプレートの上にのっている


画像1 台湾山脈。2000/9/27 RGB:321(下も同じ)