※ 「今月の衛星画像」 2023年のテーマは 日本の絶景 です ※
 Vol.25
-04    2023年04月号

「佐田岬半島辺り」
 

このページ画像はWeb用に画質を落としています
このページは、1024×768以上の画面でごらんください。画面が小さいと写真の配列位置がこわれます。

「今月の衛星画像」で使用したデータの中には、「研究利用目的配布」で購入したデータが含まれています。
ADEOS
衛星の場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。MOS,MOS-1bの場合、データ所有および提供は宇宙開発事業団です。
LANDSAT
の場合、データ所有は米国政府、提供はSpace Imaging(R)/宇宙開発事業団です。またLANDAT8画像については産総研のサイトも利用しています。
SPOT
の場合、COPYRIGHT CNES、提供はSPOT(R)/宇宙開発事業団 です。
また、メリーランド大学やUSGSのアーカイブデータを使用することもあります。

「今月の衛星画像」バックナンバーを見る

「今月の地理写真」バックナンバーを見る



※写真や画像の引用に関する問い合わせは、こちらのリンク先ページをご覧下さい。


 佐田岬半島(さだみさきはんとう)の大部分は,愛媛県伊方町が占めています.この町がある半島は,日本列島で最も細長い半島としても知られており、四国の最西端にあたります.またこの半島は,中央構造線に沿って40~50㎞にわたって延びています.北の瀬戸内海(伊予灘)と南の宇和海とを隔てているのがこの半島です.画像1は,伊予灘-佐田岬半島-宇和海を捉えています.佐田岬半島は日本おける最長の断層である中央構造線の南縁に沿って伸びています.付近の海岸や特に四国の西岸にあたる部分はリアス式海岸であり(画像1,5),良港に恵まれ漁業が盛んな地域です.
 佐田岬半島の付け根に当たる部分の瀬戸内海側には,伊方原発があります(画像2).南海トラフに近いことから地震発生時のリスクが大きくまた,九州で巨大噴火が起こったさいには大きな被害が予想されるので,安全性の面からその存在に疑問が呈されている発電所のひとつでもあります.
 佐田岬半島に平地はほとんどなく、半島の先端にあった旧・三崎町までバスが通じたのは1960年代だったといいます.かつて半島を貫く国道197号は、「イクナ」酷道と称されるほど酷い道だったそうですが,現在は半島の稜線に道路が通り(画像3)風光明媚なルートとして知られているそうです.
 愛媛県の県庁所在地である松山市は,人口51万人の四国最大の都市で道後温泉でも有名な観光都市でもあります.市街地は松山平野(道後平野)に広がっていますが.ここは重信川(かつては伊予川とよばれていた)のつくった扇状地になっています(画像4).この川は起伏が大きい割に河川長が短く洪水の頻度が高い川として知られていました.砂礫質の堆積物が広い範囲を占めるため伏流水による湧水に恵まれ,平野の潅漑に利用されてきたといいます. 
   
     
     画像1 四国最西端部    SENTINEL 2023年4月23日  RGB:423     
   
         
    画像2 佐田岬半島の全景  SENTINEL 2023年4月23日  RGB:423     
         
    画像3 佐田岬半島の西端部     SENTINEL 2023年4月23日  RGB:423     
         
         
    画像4 松山市    SENTINEL 2023年4月23日  RGB:423     
         
    画像5 宇和島から宿毛付近の海岸線    SENTINEL 2023年4月23日  RGB:423