「地理・環境コース」に興味を持つ受験生の皆さんへ 

まずは、オープンキャンパスで在校生や先生方と語り合いましょう。
地理・環境専攻では、世田谷キャンパスで研究室ツアーを実施しています。
先生方と知り合い、語り合う絶好のチャンスです。
ぜひ他の大学のオープンキャンパスへも行き、「国士舘大学 地理・環境コース」と比較してください。

受付で 地理情報処理室へ 在学生の説明に聞き入る デジタル図化機の説明

1.地理・環境コースとは?
 国士舘大学文学部「地理学専攻」はその名称を「地理・環境コース」に変更すると同時に、「環境」を意識したカリキュラムに大幅な変更をおこないました(トップページからパンフレットのページを見てください)。
 

●地理・環境コースの特徴
・広領域性
 地理学は、人文現象と自然現象を含む広汎な研究領域をもっています。つまり地理学には、諸領域をクロスオーバーしていくフットワークの良さがあります。このようなわけで地理学は、さまざまな領域を幅広く学んでみたい人には最も向いている分野の一つといえるでしょう。
 一方でもちろん、日本や世界のさまざまな地域について知りたいという好奇心も満たしてくれる分野です。

・専門性
 地理学を専攻すると、地域的に広がる事象を研究していくための、さまざまな方法を習得していくことができます。現地調査等によって景観や地形などの地域的な広がりを把握することは、伝統的に地理学が最も得意としている研究手法です。また、近年では、GIS(地理情報システム)や人工衛星のデータを用いたリモートセンシングなどといった、大量の地域情報をコンピュータを用いて解析する手法を学ぶことができる地理学教室も増えてきました。

・環境問題へのアプローチ
 環境問題は、人間と自然との関係における問題といえます。地理学では古くから人間と自然との関係を追求してきました。近年では、地域を巡るさまざまな環境問題について、基礎的なデータに基づいた議論を行う応用的な研究が、ますます重視されるようになってきています。本学の地理・環境専攻では、地理学の方法を基礎として、人間と大気、水、土地、生物との間でみられるさまざまな環境問題に対しても、積極的に取り組んでいます。

植生調査
海外セミナー
海外調査
町なみ調査
RS & GIS
フィールドワーク
サンゴ礁環境調査

●今日の社会において「地理学」や「環境問題」を学んでいくことの意義
 私たちは、地域を具体的に調べていく態度を重視しています。そのため私たちの専攻では、現地調査(フィールドワーク)や既存データの解析を通して、学生自らが現実の世界の情報を実証的に分析する力を養うカリキュラムを作り上げてきました。

 このような情報処理の能力は、情報の多い現代の社会では近年ますます重視されているものです。とくに最近の日本の企業においては、フィールドワークや統計解析を用いたデータの分析にもとづいて合理的な企業行動を選択していくことが、ますます重視されるようになってきています。

 私たちの専攻では、4年次に卒業論文の作成等が課せられますが、学生は卒業論文等を通して 課題設定→フィールドワークにもとづく情報収集→データ解析にもとづく情報解析といった一連の力を身につけていくことができます。このように「地理・環境コース」では、これからの社会人にますます求められている能力を、幅広い領域の中から自らの興味に合った分野を選んで養成していくことができます。

2.私たちの研究室の特徴
 国士舘大学文学部の地理・環境コースは、日本の地理・環境関連の教室の中では中程度の規模ではありますが、さまざまな領域のスタッフがバランスよく揃っています。一方で、以下のような、国士舘大学ならではの特徴も兼ね備えています。

・地理・環境としての専門性の高い基礎的分野である、地図学・リモートセンシング(RS)・地理情報システム(GIS)などのスタッフや授業が充実している。RSやGIS、統計情報学、インターネットによる情報検索などでは、PC(端末パソコン)は完全に一人一台の環境で実習をおこなっています。
・人文地理では、極めて今日的なテーマから伝統的なテーマまで幅広い分野をカバーするスタッフがいます。
・自然地理では、生物に関連した分野(植物地理、サンゴ礁、植生・生態学など)に特色があります。
・環境問題(農村環境、温暖化、サンゴ礁の保全、土壌侵食、植生変化など)に関する研究を行っているスタッフが揃っています。
・皆さんが卒業するまでに、1回は海外研修の場を提供します。これまで、フィリピンや台湾で、学生同士の交流や野外実習などの海外セミナーを実施しました。 
あなたがその気になれば、海外の提携大学へ留学するチャンスもあります。
 
 国士舘大学地理・環境コースは、世界の“地理学科、地理学、環境専攻”の中ではもっとも新しい、歴史の浅い“教室”の一つといえます。学生定員もそれほど多くありません。しかし、新しい設備、ユニークで熱心な教育では他の大学より先行しているといえます。ぜひ、“内容”で比較してみてほしいと思います。入学後、もしあなたが希望するならほとんどマンツーマンの教育を受けることができるでしょう。では、教室で、研究室でお会いしましょう。

3.紹介記事から(新聞・受験情報誌などから) すでにリンクが切れたページもありますので,ご容赦ください.
学生達とのサンゴ礁調査 pdf (1999年) 地理的イメージの研究 pdf (2000年)
植物集団の分布を基本に環境問題への応用も pdf (2000年) 好奇心を揺さぶるような旅の始まり pdf (2001年)
最新の設備と技術で地球を解析する pdf (2001年) 地理・環境学 サンゴの海を守れ web (2003年)
イラク戦後復興プロジェクトに参加して pdf(2005年) イラク戦後復興活動に参加して(後藤智哉(博士課程院生) pdf(2006年)
今さら聞けない「サンゴ礁」web (2005年) ゼミ訪問 「地に足のついた調査・研究をめざす」 pdf(2006年)
開発とサンゴ礁の衰退pdf(2007年) 教員のためのワークショップpdf(2007年)
デラサール大学との国際交流pdf(2007年) シリア調査pdf(2007年)
学びのコラム 陸が変われば海も変わる(文学部ホームページ) 授業ルポ 「気候環境と生活」  「旅の地理学」(文学部ホームページ)
「鉄道ジャーナル」誌6月号から、地理・環境専攻の広告が掲載されています。
「ドキュメント国士舘」に、地理・環境専攻の「多良間島調査」が掲載されました。 「キャンパス・アサヒコム」に地理・環境専攻の「学びのコラム」が紹介されました。
「授業ルポ」に地理・環境専攻の4つの講義が掲載されました。 「卒業生メッセージ」に地理の卒業生((財)日本地図センター勤務)が載っています。
ugopan「こくしかん人図鑑」に内田先生が載りました。 学びのコラム「なぜ日本人は旅行をして疲れてしまうのか」(内田先生)が掲載されました。
ポスター(広告)が載った小田急線の電車が走っていました。 宮地ゼミの活動が「国士舘大学新聞」に紹介されました。
GIS NEXT誌 2010/4 で 長谷川先生が紹介されました 野山を駆け回り、自然の面白さを伝える先生  磯谷教授
週刊朝日ムック 大学の選び方 で地理・環境専攻が紹介されました ウェザーニューズ社の三枝さん(OB)が国士舘大学新聞で紹介されました
地図中心 2012/9月号 「秋だ!野山だ!山ガール」に OBの永井麻由佳さんが載りました 「鉄道ファン」誌2012/10月号に地理・環境専攻の広告が載りました

                                          以下,近年のものは省略しました.
4.先輩の就職先
 専門を生かした先輩の進路を紹介します。

5.資格

教員免許、博物館学芸員、測量士補、GIS学術士などのほか、平成22年度に新しくできた資格「地域調査士」も取得できます(見込み)。

6.よろず相談 
  地理・環境コースに関する質問や相談を、専任教員がおこたえします。E-mailで受け付けます。
(右の“よろず相談”をクリックすると、教員へメイルを発送できます)
        



         地理学教室写真帖 のページへ研究室へ行こう