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VOL.14-06  2012年06月

  スイス・ラウターブルンネンとシュタウプバッハの滝

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 ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)は,スイス・ベルン州の南部の高標高地帯であるベルナーオーバーラント地方(Berner Oberland)にある集落です.自治体として独立している訳ではないので,スイス政府観光局のホームページ(www.myswiss.jp)には,「ユングフラウ地方(Jungfrau Region)の観光拠点のひとつ」とあります.
 山を挟んだ反対側にグリンデルワルト(Grindelwald)があり,日本人観光客(とくにツアー)の多くはそちらを宿泊地・観光拠点とするケースが多いため,インターラーケン(Interlaken)~ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch ヨーロッパ最高地点の鉄道駅)のルートのひとつの乗換駅(写真A)でありながら,相対的に立ち寄る日本人が少ないように思われます.とはいえ,ホテル・レストラン・観光ポイント・商店・土産物店などが集まる「まち」として知られています.
 その最大の観光資源が,シュタウプバッハの滝.まちの中心からも見上げることができます.写真Bは午後,ラウターブルンネンに着いて見上げた滝の様子.写真Cは夕方,散歩に出かけて見た滝.夕暮れの中,より近くまでも行ってみました(写真D).
                                                              

 

写真A 

  写真B
 
 

写真C 

 

写真D 

    
 
 写真E   

写真F 

  この日,ラウターブルンネンでは地元のブラスバンドの野外コンサートがありました.旧小学校校舎の前での演奏ですが,すぐ後ろに滝が見えます(写真E).地元とはいえ,なかなかの贅沢.翌日は好天.写真Fが,今回のシュタウプバッハの滝を写したものの中ではベストショット!
 滝をほぼ真下の方から見上げると,写真Gのようですが,落差が約300mもあるため,滝の下の方では水が霧のようになっています.近づくとその様子がよく分かります(写真H).また写真Hでは滝の下方の岩盤に,斜めに通路とフェンスのようなものがあるのがわかると思います.これは滝の中心部を裏から見るための展望台です.日本語のガイドにはあまり書かれていない(管見の限り見たことがない)が,折角なので行ってみました.
 
写真G    写真H 
写真I    写真J 
 
写真K   写真L
 まずは滝の下の遊歩道のようなところを登ります(写真I).マウンテンバイクで下る若者が見えますが,結構,急です(冬には凍結のため展望台そのものに入れない(夜も同).だからガイドにないのかも).滝の裏側に回り込むために,岩盤の中のトンネルを通り,少し進むと,いよいよ滝裏に出ます(写真J).結構滑ります(だからガイドにないのかも)まさに「シュタウプバッハの裏見の滝」(写真K).流れが霧になっているので,それなりに濡れます(だからガイドにないのかも).流れが霧になる分,滝壺は形成されず,滝直下の本流はごく細い流れに過ぎません(写真L).滝越しにラウターブルンネンの家並みも見えて,きれいです(写真M).
 滝は言うまでもなくU字谷壁を流れ落ちていますが,この地形を利用して,谷壁の上から飛び降りるスカイダイビングに興じる人(グループ)が滝のそばにいました(写真N).素人にはできないアクティビティーであることは言うまでもありません. 
写真M    写真N 
写真O   写真P
 午後になり風が出てくると,滝の様子も変わります.霧が風に流され,より雄大な滝に見えます(写真O).写真Pは,ラウターブルンネン駅からの風景.停車する貨物車とシュタウプバッハの滝の写真です.
 最後は,一連の写真とは別の日(後日)に,対岸側からみたラウターブルンネンとシュタウプバッハの滝の近景(写真Q)と遠景(写真R)です.
写真Q   写真R
 <写真A~R:2011年8月,加藤幸治撮影>
                                           

                                              

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