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VOL.15-12  201312

  「ドバイメトロ −ドバイの新交通システム−」

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 今月はドバイを走るドバイメトロについて紹介します.メトロという名から地下鉄と書かれている場合もあります.都心部は確かに地下を走りますが,大半は高架上を走ります(写真A).2013年現在,レッドラインとグリーンラインの2路線があります.
 

写真A 

 写真B

   写真BはレッドラインのIbn Battuta駅.近くのショッピングモールの名前と同じですが,その名は大旅行家・イブン・バトゥータに因んだものであるのは言うまでもありません(地理関係者でその名を知らないとちょっと恥ずかしい人物です).写真Cは同駅入り口.写真Dは同駅内部.写真Eがホームの様子です.日本企業中心のジョイントベンチャーが建設したため,日本の駅にいるような錯覚を覚えます.駅が地下の場合もそれは同じです(写真F).表示も英語とアラビア語のシンプルな表示で,旅行者でも分かりやすいです.写真FUnion駅で,レッドとグリーンラインが合流する駅です.

写真C

写真D

写真E

写真F

写真G

写真H  

   両ラインが合流するもう一つの駅がKhalid Bin Al Waleed駅です.写真Gは同駅の構内図と周辺図.写真Hは同駅のホームです.写真Iも駅のホームですが,これはAirport Terminal 3駅で,ドバイ空港のターミナルと直結しています.

写真

 

 

写真J 

   写真Jが鉄道車内の様子.あまり混んでいることはありませんでした.写真Kが一番混んでいるような時.乗客はアラブ系の人よりも,インド系・東南アジア系らしき人が多いように見受けられました.非アラブ系の労働者(と観光客)が主たる乗客のようで,それが混雑していない原因かもしれません.地元の金持ちは自家用車を利用しているためか,広い道路を多くの車が走っています(写真L:レッドラインの終着駅Jebel Ali駅からSheikh Zayed Roadを見る.この通りはアブダビとドバイ都心を結ぶ道路で,Jebel Ali駅付近からはレッドラインと併走する形になる).

 

 

写真K

写真L

 

 

写真M

 

 

写真N

   ドバイメトロといえば有名なのが車内の利用ルール(写真M).車内は飲食禁止です.非常ボタンの誤使用の罰金が2,000Dhs(ディルハム;1DHs30円強なので約6万円)に対し,飲食禁止の罰金も100Dhs(約3,000円)です.気を付けましょう.
 なお,ドバイにお出かけの際には運行時間に注意(写真N;これはAl Ghubaiba駅での表示).土〜水は朝6:00頃から夜23:00頃まで,木は朝6:00頃から深夜1:00頃まで運行していますが,イスラームの休日である金曜日の運行は午後1:0013:00)頃からになっています.日本とは違う「休日」のダイヤに気を付けましょう.

 <写真AN20128月,加藤幸治撮影

 

 

 

 

                                          


                                              

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