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VOL.21-08  2019年08月

  「京王線沿線の不思議と謎(6)

岡島 建

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  前回(2018/11)に続いて沿線の公園について取り上げる。今回取り上げるのは、「平山城址公園」と「多摩動物公園」であるが、後者は有名な動物園であるので、前者を中心とする。
 写真Aは、平山城址公園駅の駅前から公園のある丘陵を臨んだものである。写真に見える丘陵は京王平山緑地で、その案内図が写真Bである。京王は1968年から緑地を保全する形での丘陵地の住宅開発を進めた。写真Cが京王緑地の入り口、写真Dは住宅地の最頂部から見下ろしたものである。
<写真A> <写真B>
 
 

<写真C>  

 <写真D>
 
  平山城址公園は、1980年開園の都立公園(中央口:写真E)で、中世の武将平山季重の居城跡とされていたが、この中央口付近の平場(写真F)に見張り所が置かれていたという。公園は、丘陵地の丘頂に位置していて、丘腹にはむじな窪沢(写真G)や猿渡池(写真H)がある。園内には城を模した石垣(写真I)もあるが、季重の居館は平山城址公園駅付近(写真A手前)にあったという。
 

<写真E>

<写真F>
 
   
 <写真G> <写真H>
 
   
<写真I>

<写真J>

 
写真Jは多摩動物公園駅で、右手に京王レールランドが隣接している。写真Kは駅構内で1面2線の頭端式ホームとなっている。写真右手の1番線には京王線と共通運用の10両編成が停車しているが、通常は4両編成のワンマン運転である(写真L)。 
 
   
<写真K>  <写真L> 
   
  (写真A〜Lは2019年7月、いずれも岡島 建撮影) 

                                              

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