1938年茨城県生れ。
1967年 明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程単位取得満期退学。
1978年国士舘大学教養部助教授として就任、1982年文学部に移籍。
1988年度在外研修(カナダ、ハンガリー)。
1976年以降、国際地理学連合(IGU)の農業・農村関係の委員会に継続的に参加。
<簡単な自己紹介>
大学の教員には、研究、教育、学内での役割、地域社会への貢献の4つの仕事が求められると言われています。
これに則していえば、研究に関しては、昨年4年ぶりにIGU持続可能な農村システム委員会の会合(於オーストラリア)に出席、日本の有機農産物認証制度の現状と課題について報告しました。会議では、アイルランドのルーラル・ツーリズム、イタリアにおける段々畑の利用・保全に関する報告等が行なわれ、エクスカーションでは、観光事業も取り入れたコーヒー農園、さとうきび農園などを訪れる機会がありました。僅か1週間の会合でしたが、今日の海外の農業・農村の状況の一端を知ることができ極めて有意義でした。
教育に関しては、講義科目のテーマに従って今日のさまざまな事象をとりあげ、それについての解説、そのことを通して受講者が思考する習慣をつけてほしいと考えつつ毎回講義をしています。
地域での活動としては、1982年以来ボーイスカウト千葉地区の国際交流委員として、国際交流活動の手伝いをしています。
<最近の研究業績>
・首都圏における堆肥の生産と利用,国士舘大学文学部人文学会紀要第31号,p.55−67,1998.
・日本における堆肥の供給と需要の動向,国士舘大学文学部人文学会紀要第34号,p.85−97,2001.
・1989年変革後のハンガリーにおける農業の展開と農村の変容,国士舘大学地理学報告,No.11,p.1−17, 2002.
<指導した卒論>
首都圏における日本なし産地の地域的特性ー品種を中心にー
静岡県における茶業経営ー静岡県榛原郡川根町・小笠郡菊川町を事例にー
静岡県浜松市における農業生産法人の成立と存続要因
有機農産物認証団体が農家に与える影響ー千葉県と神奈川県を事例としてー