■  夏目琢史  Takumi NATSUME 
   
      

 
阪神タイガースが日本一になった1985年、静岡県引佐郡(現在、浜松市)引佐町に生まれる。中学・高校と遠江引佐の自然のなかに育ち、大学進学を機に上京。多摩の地に暮らすが、この間、母校の閉校や第二東名(新東名)の開通工事など生まれ育った故郷が激変していく様子に衝撃を受けた。大学在学中は、友人たちと国内・海外の旅行に出かけ、“人間”と“社会”と“歴史”について深く考えをめぐらした。「道の駅めぐり」を趣味とする。学部時代に出会った恩師の影響で、大学院に進学。在学中に結婚。以降は、博物館、大学図書館などに勤務しつつ生活と研究をつづけ、現在に至る


〈担当授業〉

「日本史A(日本の歴史)」、「史料学実習T・U」「近世史料を読む1・2」「日本史演習TU」「日本史概説A」
 

〈研究テーマ・学会活動〉

近世地域史を専門とする。とくに最近は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に関連して、遠江井伊氏についても研究している。近世庶民の「夢」と「遺言」に関心をもっている。   

〈最近の研究業績〉

・『井伊直虎』(講談社現代新書、2016年)

・『文明・自然・アジール』(同成社、2016年)

・『人物史阿部猛』(竹田進吾氏共編、日本史史料研究会、2016年)

・『近世の地方寺院と地域社会』(同成社、2015年)