<研究の関心>
研究の分野・課題は、東南アジア地域の国際関係、日本・東南アジア関係です。時代的には、おもに戦中・戦後です。とくに、冷戦期から冷戦後の問題を追究しています。
戦後、日本は大きく変わりました。それ以上に東南アジアは激変しました。その結果、東南アジア各国は様変わりし、東南アジアの国際関係が変化しています。当然、日本・東南アジア関係も、さまざまな局面で変化しています。
いつ、なぜ、どのように「変化」したのか。「変化」は「進歩」なのか。資料と史料を駆使しながら、そういったことを考えています。
<担当科目>
担当科目は、総合科目の政治学、専門科目の「現代史料を読む」や演習(ゼミ)などです。「現代史料を読む」では、英文史料も読みます。「英語は読みたくない」という学生のみなさんのために、英文の構成や表現の特徴をつかんで読むコツも教えています。史料の内容を検討するときには、みんなで一緒に考えています。
ゼミのテーマは「昭和史」。ゼミ生の多くは、戦争にかかわる政治・経済・社会・文化にかかわる問題を卒論のテーマに選びます。昭和という時代は、「戦争の時代」だったからです。
ゼミでは、毎回各自が自主的に報告をします。ゼミ生は、報告内容について質問とコメントを浴びせます。報告者は、質問とコメントにこたえ、それにまたゼミ生が意見をいう。なかなか厳しいものです。でも、ゼミが終われば楽しいひととき。
<将来の学生のみなさんへ>
よく「文学部は役にたたない」などといわれますが、歴史を勉強することについては、そんなことはありません。大学生活は、人生のホップ・ステップ・ジャンプの「プレジャンプ」の段階です。みなさん、四年間いっしょに勉強しましょう。
<学会活動と業績>
日本国際政治学会評議員・アジア政経学会評議員。業績は、東南アジア諸国連合(ASEAN)、日本・東南アジア関係、東南アジア諸国の比較政治体制などに関するものがあります。
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